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ジョーストリクトリ、からの美浦の新厩舎をチラ見

  • 2017年05月04日(木) 19時00分


 こんにちは。ゴールデンウイークも真っ只中ですね。でも、トレセンにいるとあまり関係ありませんね。お休み、ないです。お休みどころか、むしろGIが続けて行われるから普段より忙しいです。普段と違うことといえば、高速道路が混むから馬運車の予定が少し変わるのと祝日続きで銀行が閉まっていること、くらいかな。ほんと、普段どおりの1週間であります。

 さて、わたしは普段は栗東にいますがちょいちょい美浦にも行っています。あちらではほとんど取材せずに別の業務に専念しているのですが、新しい厩舎が出来たというのでちょっと見に行ってきました。新厩舎があるのは、北馬場の裏側(北側)。馬房は従来の横一列ではなく向かい合わせで、洗い場は1か所、さらに事務所棟の組み合せでコの字型という設計でした。十数棟の新厩舎には、結構引越が進んでいるところもあれば、春のクラシックが終わってから移動するところもあるそうです。厩舎によってはウォーキングマシンを導入しているところもありました。これまでとは全然違うつくりですが、こちらのほうが人馬が顔を見合わせる機会が多そうで、良さそうですね。実際に使い始めたら、また思うところもあるのでしょうが。なんか、まっさらな厩舎を見ているだけで、清々しい気持ちになりました。



 ちなみにこれまで美浦の厩舎番号は「南A-1」「北F-5」といったように、東西→アルファベット→数字の組み合わせでしたが、新厩舎は「北の杜-1」といった表記になっていましたよ。



 さて、今週のNHKマイルは清水厩舎のジョーストリクトリに注目しています。トライアルのニュージーランドトロフィーからの続戦ということで、輸送も続きますし疲れが心配されるところですが、担当する宮下助手によれば「レース後は疲れを取ることに専念してきました。日を追うごとに疲れもとれ、今週になってきた」とのことでした。僚馬にはキタサンブラックがいますが、彼同様、疲れを取るのが上手ですね。このところ、どこの厩舎でもそうですが、いかに普段しっかり疲れをとるか、調教をやり過ぎずに鍛えきるか、ということが上手な厩舎さんが成績をグイグイ伸ばしているように察します。もちろん、清水厩舎もそのひとつです。

「まだまだ伸びしろがありそうですし、競馬センスのいい馬なので楽しみですね」と宮下助手。混戦と言われていますが、わたしはこの馬が一歩抜け出しているように思います。



 そして!帰ってきましたね〜、ラビットラン! とても楽しみにしているんですよ。



「外傷のため、調整が少し遅れたのでもう1本(追い切りを)あってもいいかな、という調整過程」(辻野助手)とのことですが、それでも自己条件なら能力でカバーできるのでは! と思います。普段は素直ですが、ちょっと我の強いところもあったりする素敵なお嬢さんなんですよ。復帰戦日曜の東京5レース、ダート1600m戦です。楽しみ!

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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