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“歴代最長記録”にリーチ! 今回も波乱の決着となるか

  • 2017年05月06日(土) 20時00分


 前回4月30日のWIN5は3220万7480円の高額配当決着。2レース目の端午S(京都10R)を単勝オッズ27.3倍のマイネルバールマンが、3レース目の谷川岳S(新潟11R)を単勝オッズ32.5倍のウインガニオンが制し、配当が跳ね上がりました。

 既に前回の当コラムでも指摘した通り、4月9日(3893万9010円)、4月16日(1790万470円)、4月23日(2465万8030円)、4月30日と、ここ4回のWIN5はいずれも一千万円を超える配当で決着。明日5月7日も一千万円を超えるようならば5回連続で、2012年の3月4日〜4月1日と並ぶ歴代最長タイの記録になります。

 そんな明日5月7日のWIN5は総出走頭数が80頭、総組み合わせ数が99万5328通り(土曜16時現在)。総組み合わせ数はかなり多い部類ですし、混戦模様のレースもいくつかありますから、波乱の決着となる可能性は高いと見るべきでしょう。もちろん、それだけ難しいということでもありますが、可能な範囲で計画的に高額配当を狙ってみたいところです。

◆NHKマイルCはモンドキャンノに注目

 1レース目は4歳以上1600万下の上賀茂S(京都10R)。戦績に安定感のあるオールマンリバーあたりに支持が集まると思います。

 2レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走のブリリアントS(東京10R)。重賞戦線でも注目を集めたミツバ、ラニらが上位人気グループを形成しそうです。

 3レース目は4歳以上GIII、ハンデキャップ競走の新潟大賞典(新潟11R)。土曜16時の時点ではサンデーウィザード、ジュンヴァルカン、メートルダールあたりに人気が集まっていました。

 4レース目は4歳以上オープンの鞍馬S(京都11R)。混戦模様ですが、実績上位のセカンドテーブルらが支持を集めるでしょう。

 5レース目は3歳GIのNHKマイルC(東京11R)。こちらは土曜16時の時点だとカラクレナイの人気がやや抜けており、アエロリット、モンドキャンノらが続いています。

[伊吹式WIN5ランキング 2017年05月07日版]

1位 京都10R 1.オールマンリバー
2位 東京11R 1.モンドキャンノ
3位 東京10R 3.カフェブリッツ
4位 京都11R 5.セカンドテーブル
5位 新潟11R 7.ジュンヴァルカン
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 新潟11R 8.フルーキー
7位 新潟11R 4.シャイニープリンス
8位 京都11R 1.ナリタスターワン
9位 京都11R 10.キングハート
10位 東京10R 1.ラニ
【以上すべての馬を買うと18点買い】

11位 東京10R 2.ミツバ
12位 東京11R 6.ボンセルヴィーソ
13位 京都10R 3.テイエムグンカン
【以上すべての馬を買うと108点買い】

14位 新潟11R 2.サンデーウィザード
15位 京都11R 4.オーヴィレール
16位 東京10R 9.マイネルトゥラン
17位 東京11R 18.ガンサリュート
18位 京都10R 2.ヒデノインペリアル
19位 新潟11R 1.トルークマクト
20位 新潟11R 6.マイネルフロスト
21位 京都11R 3.ファインニードル
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

22位 京都11R 13.オールインワン
23位 東京10R 4.カラクプア
24位 東京11R 5.プラチナヴォイス
25位 東京11R 16.アエロリット
26位 京都10R 5.マイネルオフィール
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 5レース目のNHKマイルC(東京11R)は、東京や京都のレースを主戦場としてきた馬が信頼できない一戦。「“中山か阪神の重賞”において4着以内となった経験がない馬」は2010年以降[0-1-2-53]と勝ち切れていません。また「前走が“皐月賞”以外のレース、かつ前走の単勝人気順が5番人気以下だった馬」は2010年以降[0-0-2-50]、「前走の4コーナー通過順が8番手以下だった馬」は2010年以降[0-2-3-56]、「前走の条件が“JRAの重賞”以外」だった馬は2010年以降[0-1-0-28]。前哨戦で穴をあけたばかりの馬、極端に先行力が低い馬、オープン特別を経由してきた馬はそれぞれ苦戦していました。注目はモンドキャンノ。コンビ実績のないジョッキーが騎乗していた前走は度外視できますし、コース替わりもプラスに働きそうです。

 3レース目の新潟大賞典(新潟11R)は馬格と枠順がポイント。「前走の馬体重が500kg未満、かつ枠順が5〜8枠だった馬」は2011年以降[0-0-0-31]なので評価を下げるべきでしょう。なお「負担重量が56kg未満だった馬」も2011年以降[1-2-0-36]といまひとつ。馬格のあるジュンヴァルカン、実績上位のシャイニープリンス、フルーキーあたりを押さえておくべきだと思います。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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