競馬最前線/矢野吉彦

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時としてドカンと荒れるヴィクトリアマイル

2017年05月13日(土)12時00分

注目数:25人


◆2、3歳のG1に出走しなかった4歳馬を狙え

 今回は、まずトークショーのお知らせから。14日(日)午前11時45分頃から、東京競馬場内の競馬博物館で、特別展「競馬と鉄道」の開催を記念したトークショーを行います。

 出演は地図研究家の今尾恵介さんと私。司会は原山実子さん。今尾さんは、「タモリ倶楽部」や「マツコの知らない世界」にも出演されたことがあり、地図や鉄道に関して数多くの著書も執筆されている、その道ではとても有名な方です。今回は「競馬場駅」や「競馬場アクセス鉄道」に的を絞ってお話しいただきます。

 実は私、今尾さんにお目にかかるのは今回が初めて。トークショーも、ほとんど“ぶっつけ本番”で臨みます。どんなお話が伺えるかは始まってからのお楽しみです。

 それと、司会がどうして原山さんになったかというと、彼女、元はと言えば新幹線で車内販売員をやっていたから。競馬と鉄道に関係のある女性として、白羽の矢が立ちました。なかなかユニークなメンバー構成でしょ?当日、競馬場にお越しの際は、ぜひ競馬博物館にもお立ち寄りください。

 さて、その14日に行われるのがヴィクトリアマイル。ここ10年の勝ち馬にはウオッカ、ブエナビスタ、アパパネ、ヴィルシーナと、牝馬クラシック戦線で活躍した名牝たちが名を連ねています。

 とはいうものの、3連単の払戻金では、おととし15年が2000万円超え。07年が200万円超え、14年が40万超えなど、時としてドカンと荒れるレースでもあります。

 穴馬に狙っておもしろそうなのが、「2〜3歳のG1に出走していなかった馬」。去年までの10年間に9頭が馬券対象になっています。

 9頭のうちの1頭はストレイトガール。14年に3着になった後、15、16年を連覇しました。この馬が最初に馬券に絡んだのは5歳の時。他では、15年3着のミナレットが当時5歳でした。6歳で絡んだのが09年3着のショウナンラノビアと15年2着のケイアイエレガント。これら以外の5頭=08年1着のエイジアンウインズ、09年2着のブラボーデイジー、10年2着のヒカルアマランサス、12年2着のドナウブルーはいずれも当時4歳だった馬です。

 つまりここは、2、3歳のG1に出走しなかった4歳馬を狙え、という結論に達するわけであります。そこで出馬表を見ると、ジュールポレールとクリノラホールしかいないじゃないですか!

 ちなみに、5、6歳馬にまで網を拡げると、5歳馬はいなくて、6歳のオートクレール、ヒルノマテーラ、リーサルウェポンが引っ掛かってきます。

 まぁこの中ではジュールポレールがよさそうですね。近走の成績がいいし、東京の芝マイル戦に強いディープインパクト産駒ですから。でも人気になっちゃうかもしれません。だったら思い切って、クリノラホールかリーサルウェポンを買ってみましょうか(そこまで無理に穴狙いすることもないか…)?
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コラムニストプロフィール

矢野吉彦
矢野吉彦
テレビ東京「ウイニング競馬」の実況を担当するフリーアナウンサー。中央だけでなく、地方、ばんえい、さらに海外にも精通する競馬通。著書には「矢野吉彦の世界競馬案内」など。

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