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エプソムCは4歳馬とリピーターの戦い

  • 2017年06月09日(金) 18時00分


◆内枠の実績馬にも注意が必要

 エプソムCは近年、かなり堅いレースになっている。また4歳馬の強さが目立つ。収得賞金が半分になってもなお重賞に出ようというグループなので、以前よりもさらに信頼度は高まっていると言えそうだ。

 人気で4歳馬といえばアストラエンブレム。これまでグレードのつく重賞は3回出走してすべて4着。グレードがつく前のサウジアラビアロイヤルカップが3着。他のレースはすべて連対しているだけに「クラスの壁」がやや心配だが、近況を考えるとGIIIなら通用すると考えるほうが自然だ。

 エプソムCとは相性の良くないメイS組だが、前走の時点でハンデを背負い、斤量減でこのレースに臨むというのはあまり無いパターン。かなり決め手のある馬だし、ここで全く伸びないという形は考えづらい。

 そのアストラエンブレムに前走で先着しているタイセイサミットも4歳馬。ただ前走2.5キロ差でクビ差なので、同斤の今回はアストラエンブレムを優先せざるをえない。

 斤量面ではクラリティスカイも今回状況が改善される。一時の不振からはだいぶ立ち直った感もある。今年既に2回重賞で馬券に絡んでいる点も心強い。ただ決め手勝負は苦手なタイプなので、前半がある程度流れてくれたほうがいい。

 4歳馬ではデンコウアンジュも忘れてはならない。前走がフロックだと思われているのは仕方ない面もあるが、東京はアルテミスS勝ちもあり、オークスも勝ち馬から0.4秒差。

 メイショウサムソン産駒自体このコースとの相性が良いし、このレース・コースで有利な内枠を引いているのも強調材料だ。

 枠といえば、このレースは内枠有利の傾向がかなり強いのだが、そこにそろって高齢馬が入ってしまった。過去10年で46頭が出走し1頭も連対していない7歳以上馬(3着は4回)だが、今回なにかあるとしたらマイネルミラノか。マイネルハニーとの逃げ・番手がうまく整理できることが条件だが、リピーター(昨年3着)でもあり無視はできない。

 フルーキーは成績に年齢があらわれはじめているし、昨年2着でも本来は強調できないところ。ただこれもマイネルミラノと同様で、内枠を引いたことで無視しづらくなってきた。

 ヒストリカルも実績馬で、このコースの好走歴もある。ただマイネルミラノやフルーキーにシルシを回していくと、7歳以上馬のシルシがかなり多くなる。決め手がある馬なので怖いが、ぎりぎり4,5着くらいと想定して△か無印でいきたいというのが個人的な見解だ。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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