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東京ダービーの振り返りとあの馬が仲間入り……

  • 2017年06月12日(月) 18時00分


南関東3歳馬の頂点を決める東京ダービーが終わりました


 6月7日に南関東3歳馬の頂点を決める二冠目の東京ダービー(大井・2000m)が行われました。優勝したのは、森泰斗騎手が騎乗した2番人気ヒガシウィルウィン(船橋・佐藤賢二厩舎)。道中は5番手につけ徐々に進出し、最後の直線では楽な手応えで後続を突き放しての圧勝。父のサウスヴィグラスにとっても東京ダービー初制覇になりました。

 2着には矢野貴之騎手が手綱を取ったキャプテンキング(大井・的場直之厩舎)が入り、6馬身もつけられる結果に……。

 キャプテンキングは美浦の加藤和宏厩舎に所属し、南関東のクラシックを狙って移籍してきた馬です。南関東一冠目・羽田盃を完勝し、この東京ダービーはさらに強い走りをするのではないかと期待も集まり、引き続き1番人気に推されていました。

東京ダービー時のキャプテンキング


 しかし、道中はヒガシウィルウィンの後ろにつけていくも、最後は伸び切れず。

「ヒガシウィルウィンの後ろにはついていけましたが、そこまでの過程で、スタートがイマイチで位置を取るまでに挟まれてしまい、それでも後方から上がってはいけましたが、脚を使ってしまった分の差だと思っています。競馬には流れがありますし、これも競馬とは言え、とても悔しいです。今回は残念な結果に終わりましたが、距離は問題ないですし、力はある馬です。次のジャパンダートダービー(7月12日実施、大井・2000m)では逆転を目指したいです」(的場直之調教師)

 南関東クラシックを目指し、特に東京ダービーを取るためにやってきたと言っても過言ではなかったキャプテンキング。関係者にとっても相当なプレッシャーの日々だったと思います。本当にお疲れ様でした! レース後も大きな疲れはなかったそうなので、次の目標に向かっていって欲しいです!

レース後も元気そうで何よりでした


 ジャパンダートダービーは南関東クラシック三冠目にあたり、中央と他地区の馬たちも入った舞台。南関東勢は先日伺ったところ、ヒガシウィルウィンとキャプテンキング、東京ダービー3着だった的場文男騎手騎乗のブラウンレガート(大井・阪本一栄厩舎)が挑戦予定です。相手はグッと上がりますが、関係者それぞれが手応えをつかんでいるだけに、久しぶりに南関勢の勝利を見せて欲しいと思います。

タマノブリュネットが南関東の一員に!


 さて。詳しい話題は次のコラムでお届けしようと思っていますが、昨年のレディスプレリュードを勝ち、牝馬のダートグレードレースで活躍してきたタマノブリュネットが、美浦の高柳瑞樹厩舎から大井のリーディング・藤田輝信厩舎に移籍してきました。現在は順調に調整を進めていて、7月6日のスパーキングレディーカップ(川崎・1600m)から始動予定とのこと。これから南関東の一員になってどんな活躍を見せてくれるのでしょうか?!

 次は6月26日(月)にお会いしましょう!

南関東競馬リポーター。宮城県仙台市出身。元NHK山形放送局キャスター。タイキフォーチュンがきっかけで競馬の世界を知り魅了され、競馬を伝える仕事に就きたく上京。MXテレビ大井競馬中継を経て、現在は南関東競馬内で取材活動を行っている。南関東競馬公式ウェブサイト内・南関魂、大井競馬ホームページ、サンケイスポーツ、楽天、ウェブハロン、ターファイトクラブ会報誌、馬事通信など。

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