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◎から無印までシルシには理由と事情あり(須田鷹雄)

  • 2017年06月27日(火) 18時00分


◆トーセンアルタイルは人気の盲点かも

 重いシルシを打った馬でも逆に打たなかった馬でも、赤本を作っている時期には理由をじっくり説明する機会が無いという馬がいる。

 まずは、いま入厩している馬を例にとってみよう。

 アドマイヤツルギ(母リュシオル)は◎を打った馬。既にゲートは受かっている。これは完全に馬を見てほれ込んでしまった◎で、しっかりした作りと筋肉量で見映えのする馬だった。NF空港のR厩舎でサトノエターナル(母ソーメニーウェイズ)の次に見たのだが、サトノエターナルが柔軟さアピールのタイプなので対照的であり、そのぶん特徴が際立って見えたということもある。

 ただ、上が未出走と未勝利なのも事実。しかもディープインパクトとステイゴールドで失敗していたので、母そのものをどこまで信じていいかという問題もある。私は自分に馬を見る目があるとは思っていないので正直血統のほうが気になるのだが、気に入った馬を1頭くらいは強く推したいということで入れた。「距離があったほうが」「キレよりはストライド」とコメントされるタイプなので、極端な成功か極端な未勝利のどちらかになるような馬だと思う。

 無印にした例はトーセンアルタイル(母ケアレスウィスパー)。佐々木晶厩舎に入厩しているが、春先にはかなり遅そうなタイプと聞いていた。トーセンの2歳馬はやはり遅めの厩舎決定だったトーセンヴァロン(田村厩舎)、トーセンニケ(小笠厩舎)あたりまでは厩舎クレジットが間に合ったが、その時点でトーセンアルタイルはまだ本当に未定だったのではと思う。それがまさかの6月入厩。今後どう進めるか分からないが、トントン拍子にいくようだと、ものすごい人気の盲点だったということになる。

 まだ入っておらず、どちらかというとじっくり組からも1頭。

 母リヴィアローズ(牡/矢作)はグリーンチャンネルのKeibaコンシェルジュで棟広コンシェルジュが「今年は矢作厩舎の取材が間に合わない媒体が多いので人気薄なのでは」と紹介した馬だが、坂東牧場で矢作厩舎となると評判だけはメディアにも伝わっているもの。ゆえに赤本でも本誌に▲が付いている。ただ私の欄では、矢作厩舎の別な馬にシルシを回すこともあって無印。これは評価していない無印ではなく、シルシ数ゆえのものだった。

 次回の須田更新回はセレクトセール初日が原稿の締め切り。気の早い話だが、セリ馬下見時の感触も含めて1歳馬の話を書いてみようと思う。

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