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【佐藤哲三×藤岡佑介】第1回『ダービー回顧 思い通りに乗れなくても失敗ではない』

  • 2017年06月28日(水) 18時01分
with 佑

▲元ジョッキーの佐藤哲三さんをゲストにお迎えし、春のGI戦線を振り返ります


宝塚記念も終わり、いよいよ夏競馬へと突入。今回は元ジョッキーの佐藤哲三さんをゲストにお迎えし、春のGI戦線を振り返ります。現役時代は独自の理論で、巧みに勝利を生み出してきたまさに“職人”。現在は、解説者として活躍中です。佑介騎手とは、普段からアドバイスを送るという間柄。今週は、佑介騎手にとっていろいろな意味で大きな一戦となったダービーを、哲三さんの視点から回顧します。(取材・構成:不破由妃子)

※撮影協力:京都センチュリーホテル 「京料理 嵐亭」


ダービーの中枠は、先行したい馬にとっては諸刃


佑介 哲三さん、今日はよろしくお願いします! 哲三さんには、普段からいろいろとアドバイスをいただいていますが、今日は改めて、僕の騎乗も含めた春の回顧などを…。

哲三 ダービーは残念やったな。頑張って先行しようという気持ちは見えたけど…。

佑介 行けなかったんですよね…。

哲三 ダービーって、いつもよりみんなスタートダッシュをガツンと決めてくるから、先行したい馬にとって、中枠は諸刃やねんな。外枠だったら、1コーナーまでに多少無理をしてでも取り付けるけど、中枠だとアッという間に囲まれてしまうので、動くに動けない。かといって、隊列ができたところから外に出して、ビューンと動いていけばよかったのかとなると、それはそれで、クリンチャーには厳しかったと思うし。

佑介 自分の馬より速い馬が何頭かいることは皐月賞の時点でわかっていて、それを承知の上で「内枠がほしい」と言っていたんです。で、実際にもらった内枠だったので…(3枠5番)。やっぱり、何が何でも先行しなくちゃいけなかったんだろうなと思います。ただ、1コーナーで気が引けて引いたのではなく、もう明らかに行けないとわかったので、いち早く頭を切り替えて、どこかで外から押し上げるチャンスを窺おうと思ったんですけどね。

哲三 行き切れないとわかったら、次のことを考えるのが騎手の仕事やもんな。次の機会を窺ってるんやろうなぁと思って俺は見てたよ。

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JRAジョッキーの藤岡佑介がホスト役となり、騎手仲間や調教師、厩舎スタッフなど、ホースマンの本音に斬り込む対談企画。関係者からの人望も厚い藤岡佑介が、毎月ゲストの素顔や新たな一面をグイグイ引き出し、“ここでしか読めない”深い競馬トークを繰り広げます。

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1986年3月17日、滋賀県生まれ。父・健一はJRAの調教師、弟・康太もJRAジョッキーという競馬一家。2004年にデビュー。同期は川田将雅、吉田隼人、津村明秀ら。同年に35勝を挙げJRA賞最多勝利新人騎手を獲得。2005年、アズマサンダースで京都牝馬Sを勝利し重賞初制覇。2013年の長期フランス遠征で、海外初勝利を挙げた。

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