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三浦皇成騎手がいよいよ復帰

  • 2017年08月11日(金) 12時00分


◆妻の存在が復帰の原動力に

(1)時間の流れを早く感じる。
(2)移動した際、翌日ではなく1日経ったあたりに疲れがでる。
(3)馬名・レース名が思い出せない。

 近頃、顕著に感じる上記3点。

 暑さのせいか?はたまた歳をとった証なのか?この夏は特に、そんなことを感じております。

 皆さんは、どんなことを思う夏ですか?

 さて先週の競馬もそうでしたが、落馬が目立ちますね…見ていてヒヤッとします。

 落馬といっても、馬の故障によるもの、巻き込まれてのもの、自爆、馬の癖によるものなど原因は様々ですが、多数で行なわれる競馬において騎手は、常にケガを負う可能性があるという事を心のどこかで毎週末感じているように思えます。

 ましてや実際にケガをし、手術→リハビリをしての復帰を経験すると気持ちの面でも新たな感情がうまれ、さらに乗り越えなくてはならないことも。願うことしかできませんが、大きなケガなく週末を終えてほしいと思うばかりです。そして今週は、そのケガから1年振りに三浦皇成騎手が帰ってきます。

 三浦騎手自身もそうですが、妻であるほしのあきちゃんにとっても大変な1年だったことでしょう。時折、心配になりメールをすることもあったのですが、落馬直後も毅然で前向きで、なおかつ「皇成ならば乗り越えられる」と信じ、それでいて「自分は傍にいることしかできないけど」と、謙虚に。

 一緒に仕事をしていた際も感じたことですが、あきちゃんは芯が強く、それでいて相手を思う優しさと真っ直ぐさがあり、私は常に見習うことばかりでした。きっと今回、皇成君にとってあきちゃんの存在は大きく、感謝の思いや今後の原動力となっていく気がします。それだけに、これまでとはまた違う三浦皇成騎手が見られるような期待感も個人的には感じています。

 さて先週の競馬の話題を少し。

 レパードS、人気を集めたエピカリス、負けてしまいましたね。今回においては最後の直線、前が壁になってしまっての結果とは言え、アメリカ遠征での回避からの今回と、少々リズムを崩す流れが続いているだけに、今後が心配になってしまうところも…。

 一方の小倉記念は、このコラムでも紹介した2頭でのワンツー。しかも接戦で。急遽の代打となった秋山騎手でしたが、元々柔らかい拳を持っているジョッキーとあって、タツゴウゲキとの道中の呼吸もピッタリでしたね。

 それでは皆さん、週末は競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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