◆この馬とすれば明らかに有利なハンデ 新潟の「日本海S」は例によって少頭数で馬券の魅力はきわめて乏しいので、パス。
小倉の「TVQ杯」は、逆にほとんど各馬に差がないハンデ戦。除外馬が6頭もいたフルゲート16頭立て。人気が集中する組み合わせではなく、どこから入っても好配当になるだろう。今季の2着、2着を中心に、この1000万条件のダート戦に【0-3-4-5】の成績を残す5歳牝馬
ビスカリア(父ヴァーミリアン)から入り、伏兵に流したい。
ふつうはこういう詰めの甘いタイプで人気になるのは、お客さんになるケースが多いが、タフなヴァーミリアン(父エルコンドルパサー。8歳までダートのエース格で、フェブラリーSなどG1格9勝を中心に34戦15勝)の産駒らしく、まず崩れなくなった。
3歳時は420〜430キロ台だった馬体が、5歳の今期は470キロ台にたくましくなり、これでクラス突破がかなえば、父と同じように交流レースに挑戦できそうなところまで成長してきたから、この1000万下で入着を目ざしているほど志が低いわけではない。
この夏は55キロで「2、2着」と絶好調なところに、牡馬の安定株が出走してきたから、この馬とすれば明らかに有利な「54キロ」で出走が可能になった。クラス脱出の絶好のチャンスだろう。追い比べになっても、ここ4戦中3戦はメンバー中NO.1の上がりを示しているから見劣ることはない。
もまれない外を引いたMデムーロの
シーリーヴェール(父マンハッタンカフェ)と、人気はないが、ただ1頭1600万から移動してきた4歳
ヴェゼール(父パイロ)が相手本線。大穴はひさしぶりに動きが良くなった
サンライズワールドの台頭。