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ローズSは欧州型ナスルーラとサドラーズウェルズ

  • 2017年09月15日(金) 19時00分


◆血統的にスケールのある馬が穴を出すレース

 ローズSは母系に欧州型ナスルーラ系かサドラーズウェルズ系を持つ馬の活躍が目立つレース。

 昨年の勝ち馬シンハライトは母父がサドラーズウェルズ系。姉のリラヴァティも3年前の当レースを9人気で3着。

 母系に欧州型ナスルーラ系の血を持つ馬も相性がよく、過去4年の当レースを6人気以下の人気薄で馬券になった馬は7頭。このうち5頭は母父か母母父が欧州型ナスルーラ系。

 上位の末脚を使える馬でも欧州型の血統を持つ馬が走りやすいレース。

 今年の出走予定馬で母系の血でまず注目すべきはミリッサ。姉のリラヴァティ、シンハライトがすでに結果を出しています。日曜は台風の予報が出ていますが、火曜に順延になって、やや軽い馬場で行われる方が合うタイプ。

 ハローユニコーンは母系に欧州型ナスルーラのミルジョージ。近親のギャンブルローズ、レインボーペガサスは芝1800mの重い芝を得意とした馬。こちらは雨が降った馬場で開催される方がベターなタイプ。

 また、血統のスケールでも穴馬券を取れるレース。タッチングスピーチ、タガノエトワール、ウリウリは前走下級条件勝ち馬で、7人気以下の人気薄ながら馬券になった馬。

 父はいずれもダービー馬を出した種馬。格下ながら、勢いはあり、血統的にスケールのある馬が穴を出すレースでもあります。

 メイズオブオナーの父はハーツクライ。ダービー馬を出し、当レース勝ち馬も出した種牡馬。ハーツクライの母父トニービンも当レースに相性の良い血統。近親はキングマンボ。牝系のスケールも超一流。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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