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◆混戦のスプリンターズSと天気次第の凱旋門賞

　今週はスプリンターズS&凱旋門賞。距離も対称的ですが、ヨーロッパ競馬はシーズンの締めくくりで、日本の競馬は秋のG1シリーズ開幕戦というところも正反対。「だから何?」っていう話なんですけどね。

　両レースの“結論”をご披露する前に、今週、うれしい知らせがあったことをご報告します。去年12月、FM YOKOHAMAで放送された「横濱競馬場物語」が、今年の日本民間放送連盟賞ラジオエンターテインメント番組部門で優秀賞を受賞しました。

　今はなき横浜・根岸競馬場を番組の中でよみがえらせ、過去の名馬や名ジョッキーを集めてドリームレースを開催するという、ラジオならではの番組。メインパーソナリティは元AKB48の倉持明日香さんで、私は倉持さんに頼まれてドリームレースを実況する役を仰せつかりました。

　ハッキリ言ってこの実況にはかなり気合いを入れましたね。レース展開はもちろん、コースのアップダウンや競馬場から見える周りの景色などなど、リスナーのみなさんが頭の中に思い描いていただけるよう、工夫を凝らしたつもりです。えっ、「ふだんもそのくらい気合いを入れて実況しろ!」？ウーン、そう言われると言葉に詰まっちゃいますが・・・。

　それはさておき、倉持さんが競馬場に関わりのあった方々から聞き出した話も聞き応え十分。特別に録音されたファンファーレも番組に花を添えています。とにかく今回の受賞はうれしい限り。残念ながら、今、その番組を聴くことはできないようですが、みなさんがFM YOKOHAMAにリクエストすれば、受賞記念に再放送してくれるかもしれませんよ!

　その話はこのくらいにして、そろそろ今週のG1予想に行きましょう。スプリンターズSは混戦かもしれませんね。ここ10年の成績で見ると、レッドファルクスのような「前走が安田記念だった馬」は、2着に来た馬が1頭いるだけ。「高松宮記念優勝→中間は函館スプリントの1戦だけ→スプリンターズS3着以内」という馬は1頭もいません。

　そうするとここは、メラグラーナになっちゃうんです。「中山芝1200メートルで3戦3勝」。「オーシャンSを勝った時と同じ9番枠からの発走」。「同年の高松宮記念2ケタ着順からここで3着以内に来た馬が最近10年で3頭いて、そのうち14年(新潟開催)3着のレッドオーヴァルと15年1着のストレイトガールはともに牝馬」。「前走セントウルS4着馬もここ10年で3回馬券絡み」と、来そうなデータがいろいろ揃っていますからね。

　消しきれないのが、ラインミーティア、ダイアナヘイロー、ファインニードルあたり。これらも相手にしながら、馬連とワイドを流してみたいと思っています。

　一方、凱旋門賞は当日の天気次第。雨予報がなんとも悩ましいですね。でも、エネイブルが強そうなので、去年の1〜3着を独占したガリレオ産駒相手に流してみましょうか?