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【ユーイチの視点】凱旋門賞回顧『無念の15着…サトノダイヤモンド&ノブレスの挑戦を振り返る』

  • 2017年10月05日(木) 18時01分
祐言実行

▲凱旋門賞を制したエネイブル、3歳牝馬の凱旋門&キングジョージ制覇は史上初の快挙 (撮影:高橋正和)


「レイデオロは凱旋門賞向き」と考えられる理由


 この時期のフランスは天候が崩れることが多く、凱旋門賞も昨年のようなパンパンの良馬場で行われることは少ない(2007年〜2016年で、良馬場で施行されたのは5回)。今年も凱旋門賞当日のシャンティイは「曇り時々雨」の予報。馬場状態が大きなカギになるな…そう思っていた。

 枠の並びは、サトノノブレスが5番、サトノダイヤモンドが13番。ノブレスは、ダイヤモンドをリードする競馬も考えられたが、枠が離れたことで、エネイブルにプレッシャーを掛けにいく役割を担うのだろうと思い、その動向に注目していた。

祐言実行

▲日本から参戦したサトノダイヤモンド(左)とサトノノブレス(右) (撮影:高橋正和)


 実際、将雅は、スタート直後のポジション争いでエネイブルの直後を取り切り、終始、エネイブルの動きを意識しながらの競馬。が、プレッシャーを掛けに行く前に、外から早めにチンギスシークレットが動いてきた時点で、もう手応えがあまり残っていなかった。

 ダイヤモンドは、中団の4列目を追走。4列目とはいえ、前に馬を置いて脚をタメられる形だったと思うし、チンギスシークレットの動きによって流れも悪くなかったはずだが、直線は早々に馬群に飲み込まれてしまった。パドックを見た感じでは馬体の張りもよく、ベストに近いコンディションに映ったが、「フォワ賞と同じくらいタフな馬場だった」というレース後のクリストフのコメントからも、あの馬場(重馬場)に能力を削がれてしまったとしか言いようがない。

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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

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1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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