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子供たちの夢舞台「第9回ジョッキーベイビーズ」が行われました!

  • 2017年10月24日(火) 18時00分
ジョッキーベイビーズ

毎日王冠後に行われたジョッキーベイビーズに行ってきました!




将来の活躍が今から楽しみ


 日本列島を直撃した台風の影響、被害にあわれた皆さんには、なんと申し上げてよいか言葉もありません。心が痛みます。

 しかし、菊花賞では嵐の中で輝いた「キセキ号」が大輪の菊を咲かせてくれました。みんなで一緒に奇跡を起こしていきましょう。この日は選挙もあり大きく日本を動かした日になったように思いました。

 改めまして菊花賞「キセキ号」おめでとうございます。雨・風・泥んこの中後方から大外をまわって一気に突き抜け、クラシック最後の1冠を手にしました。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は、完璧な騎乗ぶりを見せつけてくれましたね。

 こんな日は特に馬の気持ちが大事ですね。やはり馬の負担は大きいですからね。馬を気遣うことも大切ですが、どんな状況でも勝利を目指す光景は、やはり競馬は、ギャンブルと捉えるのではなく人馬一体になって臨む真剣勝負のスポーツの場だと改めて感じました。

 台風で被害にあわれた皆様に、キセキ号が勇気と希望を送ってくれたらと思います。

 10/8の東京メインレース毎日王冠ではリアルスティール号が見事復活、優勝しましたが、その直後にちびっ子たちの第9回ジョッキーベイビーズ(芝400m)が開催されていました。そこで優勝された加藤雄真君にはリアルスティールの鞍上ミルコ・デムーロ騎手からゴーグルと優勝胸飾りがプレゼントされました。まさに紳士的対応ですね。

ジョッキーベイビーズ

ミルコ・デムーロ騎手からゴーグルと優勝胸飾りをプレゼントされた加藤雄真君


 ジョッキーベイビーズは全国7地区の地区代表決定戦で選ばれた小学4年生から中学1年生までの8名によるポニー競馬のレース。

 みんな初々しい子供たちでしたが馬に跨るとまるで騎手のように闘志がみなぎり厳しい顔つきになっていました。僕もサンクスホースデイズのイベントで東京競馬場入りしていましたので取材させていただきました。

ジョッキーベイビーズ

初々しい子供たちも馬に跨るとまるで騎手のよう


 輪乗りからずっと見ていましたが馬に跨ったらすぐに馬をリラックスさせ、自分自身も馬上体操やストレッチをして、気持ちも体もリラックスさせていました。

 レースの前にはそれぞれ抱負や意気込みをインタビューされていました。インタビューも堂々として頼もしい。さすが将来の騎手。競馬界を背負っていく若者って感じがしました。自分が競馬学校に入ったころは、ここまではっきりと言えずもたもたしていたように思います。地区予選を勝ち抜いてきた力強さを感じました。

ジョッキーベイビーズ

紅一点の高橋駈さん、アナウンサーの方との記念撮影


 レース前の子供たちのコメントです。

ゼッケン1 高橋駈さん 女子一人でしたが藤田菜七子騎手の応援もあり、始終笑顔で対応していました。「馬の力を最大限に出したい」
ゼッケン2 加藤雄真君 「東北・新潟に初優勝を持って帰りたい。最後まであきらめずにまっすぐ走らせたい」と強い気迫を感じました。
ゼッケン3 佐藤翔馬君 「今度こそは優勝を!」3回目の出場、今年がラストチャンスです。
ゼッケン4 木村暁琉君 「優勝という夢に向かって毎日懸命に練習した成果を出したい。応援してくれた人たちに感謝を込めて頑張りたい」
ゼッケン5 高木蒼武君 「勝つことも狙いたいがこんな機会はもうないので楽しむことも忘れずに」(かっこいい!)
ゼッケン6 後藤蒼二朗君 「このチャンスを無駄にしない様に憧れの東京競馬場で練習してきた成果を出したい」(惜しくも2着で悔し涙もぽろぽろ)
ゼッケン7 源川京汰君 「馬と気持ちを合わせて2度目の優勝を九州に持って帰りたい」
ゼッケン8 小田大君 「念願だったレースに参加できてうれしい。この感激を忘れずに悔いの残らないレースをしたい」

ジョッキーベイビーズ

出場した子供たち


 そしてファンファーレが鳴りスタートが切られます。ゴールの前で地響きを鳴らして追い込んできたのが加藤雄真君、惜しくも2着に敗れたのが関西地区代表の後藤蒼二朗君でした。関西っ子らしく悔し涙をいっぱい流していましたね。

ジョッキーベイビーズ

ゴール前で追い込んで加藤雄真君が優勝!(写真右、撮影:下野雄規)


ジョッキーベイビーズ

北村宏司騎手がプレゼンターを務めました


 ちなみに乗る馬は抽選になっているのですが、少し残念に思ったのが九州地区代表の小田君。一番背も高く体格も良いのですがポニー馬が一番小さかったようです。これも運なのかもしれませんね。レース後に、「ジョッキーベイビーズは最後のチャンスでしたが、また頑張ります」と笑顔で答えたのが印象的でした。神対応だ、凄い。がんばれ!これからも応援しています。

 そしてレース後のコメントもみなさんしっかり答えていました。「憧れのレースはありますか」と聞いてみると、ほとんどの子供たちは凱旋門賞と答えてくれました。凄いなーと感心です。夢は世界なんですね。僕が聞かれたときは、まずは1勝、そしてダービー制覇でしたが。世界へ目を向けているのに驚き、感激しました。

 今年の凱旋門賞は、不本意に終わってしまいましたが、挑戦するたびに得るものがあると池江調教師は話していました。2着の経験がある。日本馬もきっと制覇する日が来ると信じています。夢が大きくあっていいですよね。

 将来の活躍が今から楽しみになってきます。みんなお疲れ様でした。負けても悔し涙をいっぱい流した分だけより大きくなってくれると思います。

 40歳になった僕も教えられることが山ほどありました。9日に行われたサンクスホースのイベント、障がい者乗馬のデモンストレーションも子供たちのフレッシュなパワーをもらって経路を間違えずにしっかり乗り楽しむことができました。本当に感謝です。僕も負けずに取材の仕事とパラ馬場馬術に挑戦したいと思います。また応援よろしくお願いします。

 ゲストの岡部大先輩にもお会いでき、激励していただきうれしかったです。菜七子騎手とも写真を撮らせていただきました。先輩の騎手たちにも会って話すことができ、とっても有意義な東京競馬場3日間開催になりました。

ジョッキーベイビーズ

岡部大先輩にもお会いできました


 競馬のレースもGIシーズンで盛り上がってきました。今週はいよいよ秋の天皇賞。キタサンブラック天皇賞3勝目をかけた走りにも注目ですが、ダービー馬も出走予定など錚々たるメンバーです。秋競馬から目が離せませんね。皆さんもお楽しみください。

 つねかつこと常石勝義でした。

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常石勝義
1977年8月2日生まれ、大阪府出身。96年3月にJRAで騎手デビュー。「花の12期生」福永祐一、和田竜二らが同期。同月10日タニノレセプションで初勝利を挙げ、デビュー5か月で12勝をマーク。しかし同年8月の落馬事故で意識不明に。その後奇跡的な回復で復帰し、03年には中山GJでGI制覇(ビッグテースト)。 04年8月28日の豊国JS(小倉)で再び落馬。復帰を目指してリハビリを行っていたが、07年2月28日付で引退。現在は栗東トレセンを中心に取材活動を行っているほか、えふえむ草津(785MHz)の『常石勝義のお馬塾』(毎週金曜日17:30〜)に出演中。

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