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芝の世界最高賞金レース その名も「ジ・エベレスト」!

  • 2017年10月26日(木) 18時01分


弾き出されることなく外から内に入る技術の習得が急務


 netkeibaをご覧のみなさんこんにちは。小崎綾也です。

 この時期のオーストラリアは、とても競馬が盛んです。メルボルン(ヴィクトリア州)で「スプリングカーニバル」が始まっており、10月14日から11月11日までの5週間は毎週group1レースが組まれています。普段はシドニーを拠点にしているヒュー・ボウマンやケリン・マカヴォイなどのトップジョッキーも、この時期はメルボルンで騎乗することが多いです。

 メルボルンだけでなく、14日には僕がいるシドニー地区でも大きなレースが行われました。 ロイヤルランドウィック競馬場の芝1200mで行われる芝の世界最高賞金レースで、その名も「ジ・エベレスト」。1着賞金は580万豪ドル(約5億1000万)、賞金総額は驚愕の1000万豪ドル(約8億8000万円)という驚愕のレースです!

 僕は当日、他の競馬場で騎乗していたのでレースは観れませんでしたが、レース前からオーストラリア全体が「ジ・エベレスト」で盛り上がっていました。このレースには、日本からオーストラリアに移籍したブレイブスマッシュが出走しており、なんと3着に健闘! 今年が第1回目なので、来年以降はもっともっと盛り上がっていくでしょうし、いつか日本調教馬が参戦できれば良いですね。

 僕はといえば、前回のコラム以降5レースに騎乗しました。騎乗した競馬場はケンブラ・グランジ競馬場とニューキャッスルの競馬場で、2ヶ所ともよく騎乗する競馬場です。

 騎乗馬の1頭、Wild about herという馬には、調教で乗った際にバランスとフォームの良さを感じ、すごくいいイメージがありました。オーストラリアでは、いきなり中距離のレースを使うことは少なく、レースの回数を重ねるごとに少しずつ距離を延ばしていくのが一般的。この馬も1100→1400→1550と少しずつ距離を延ばしてきた馬で、今回は初めてとなる1850mのレースでした。

 僕のなかのイメージもそうですが、レース映像を見た感じでも短距離より1800m以上あったほうがいいと感じていて、密かに「この馬が好走するならココだな」と思っていました。レースはハンデ戦で、トップハンデの馬とは5キロ差。いいイメージに加え、返し馬での感触もよかったので、自信を持ってレースに臨みました。

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1995年5月13日、滋賀県生まれ。父・小崎憲はJRAの調教師。同期は松若風馬、石川裕紀人ら。2014年に栗東・村山明厩舎所属でデビュー(現在はフリー)。同年2月、調教中の怪我で同期よりデビューが1か月遅れたが、騎乗初日に父の管理馬で初勝利を挙げ、1年目は38勝を挙げる活躍を見せた。デビュー4年目の2017年、長期海外武者修行を決意。

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