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前走で前にいた馬たちの成績

  • 2017年11月21日(火) 12時00分


◆4コーナーでの通過順がひとつの目安

 ジャパンカップは、前走で先行していた馬が弱いレースである。

 なにをもって先行と定義するかという問題はあるが、例えば前走における2コーナーと4コーナーでの通過順を基準としてみよう。

 両方とも4番手以内か5番手以下かというのがひとつの目安になる。2コーナー4番手以内だった馬は過去10年[2-0-1-17]で回収率は単29%・複20%とかなり低い。4番手という区分けは実は恣意的なもので、前走2角5番手でかつJCで単穴をあけたスクリーンヒーローがいるので、5番手以内とすると回収率は単146%・複38%となる。ただこれでも複回収率はかなり低い。

 2コーナー5番手以下だと[8-8-8-77]で回収率は単91%・複85%。これを6番手以下とした場合でも勝率と複勝率は4番手以内の馬、あるいは5番手以内の馬を大きく上回り、複回収率についても同様である。

 4コーナーを基準にした場合でも結果は同様。4番手以内馬は[2-0-2-23]で単21%・複18%とかなりの低い回収率。スクリーンヒーローを拾うために5番手以内としても単126%・複52%で複は低い。一方で5番手以下は[8-8-7-71]で単98%・複90%。スクリーンヒーローを外して6番手以下とした場合は[7-7-5-65]で単61%・複84%。勝率・複勝率は5番手以内馬よりも上回っている。

 キタサンブラックは昨年この傾向を覆して勝っているし、今年はイン捲りの競馬だったので2角では後ろにいたことになる。ただサトノクラウンの4角(2番手)、京都大賞典最先着のトーセンバジル(通過順3-2-2)、そしてなによりレイデオロ(通過順4-3-3)が条件にひっかかる。

 これらの馬を買ってはいけないというわけではないが、これらの馬ばかりの組み合わせになるのは避けたいところ。そう考えると他の馬を軸とし、これらの馬をヒモで、という考え方もあるだろう。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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