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7歳馬の扱いをどうするか

  • 2017年11月28日(火) 12時00分


◆今年は7歳の有力馬が多く、気になるファクター

 ダート路線は一度横綱級の地位を獲得した馬がずっとGIレースの上位に居座り続けるというケースが多い。

 ただ、どんな馬でもいつかはピークを過ぎるものでもある。芝馬の場合、種牡馬としての価値を意識して早めに上がる=ピークに近いタイミングで引退することもあるが、ダート馬は種牡馬としての付加価値がつかないことも多く、そのため現役を長く続ける傾向にある。そうなると、買う側もどこかで「まだ大丈夫か?」と見定める必要がある。

 そして、気をつけなくてはならない年齢が「7歳」だ。2000年のジャパンカップダート創設以降、昨年のチャンピオンズカップに至るまで7歳以上馬の成績は[0-1-2-41]の複回収率27%。前走着順4着以下馬に限定すると[0-0-0-28]となる。

 前走で3着以内だった馬にしても、勝ちきれてはいない。馬券に絡んだ3頭は6,7,11番人気なので複穴と呼べなくもないが、そういう馬を含めても複回収率27%。前走3着以内馬に限定しても76%。複勝率は18.8%。積極的に買いたいグループとは言えない。

 なんでこんな話を書いているか、既にお分かりだろう。今年は7歳の有力馬が多い。アウォーディー、コパノリッキー、サウンドトゥルーと7歳のGI馬が3頭もいる。これらの馬に◎を打つと、7歳どうしの組み合わせも生まれてしまう。それでいいのか、ということを考えなくてはならないし、特に馬単や3連単を買う場合は注意が必要だ。

 ちなみに、JBCクラシックは7歳以上馬が4回優勝しているが、東京大賞典はいわゆる交流元年以降については7歳以上の優勝馬は出ていない。最も新しいケースでも昭和62年のテツノカチドキまで遡る。やはり、年齢は気になるファクターだ。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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