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浦和記念を6馬身差の圧勝劇!マイネルバサラ関係者の喜びの声

  • 2017年11月28日(火) 18時00分
表彰式

重賞を初制覇した松山将樹調教師にインタビューしてきました!




松山将樹調教師「一番の武器は“真面目なところ”」


赤見 浦和記念制覇おめでとうございます!

松山 ありがとうございます。がんばってくれましたね。前走で準オープンを勝ったところで、登録段階では補欠だったんですけど、繰り上がりで出走できたことも幸運でした。それに、午前中の雨もこの馬には味方したなと。午前中トレセンの方もずいぶん降っていたんですけど、もっと降ってくれないかなと思うくらいでした。馬にはいろんな幸運が重なったかなと思います。

赤見 前走も不良馬場での勝利でしたが、雨馬場の方が得意なんですね。

松山 そうですね。どちらかというと走り方というよりも、前から飛んで来る砂の粒子が影響していると思うんです。粒子の大きい砂がキックバックでかかるとちょっと嫌がるところがあるんですけど、水が浮いているような馬場ならキックバックの砂の粒子が細かくて馬があまり嫌がらないんです。前走の京都の競馬もそういう感じでした。

赤見 今回は初の地方交流重賞挑戦でしたが、レース前の手ごたえというのはいかがでしたか?

マイネルバサラ

マイネルバサラのパドック周回時


松山 まず賞金的に繰り上がらないと出走できないので、中央の師走ステークスも視野に入れながらの調整でした。ただ、早めに繰り上がれることがわかったので、しっかりと調整してレースに挑むことができて良かったです。馬もそれに応えてくれましたね。

赤見 超小回りの浦和でしたが、レースのイメージというのは?

松山 やっぱりある程度は早仕掛けをイメージしていました。向正面から動かしていかないといけないのかなということは考えていましたね。でも思った以上に強いレースをしてくれて、とても嬉しいです。

赤見 前は先行していっぱいになることが多かったですが、ここに来てレースぶりが変わりましたね。

松山 とても前向きな馬なので、若い頃はどうしてもハミを噛んでしまって少し力みがありました。位置取りも自然と前の方になっていて、なし崩し的に脚を使わされていたんです。その頃は力のある馬たちにはまだ敵わない時期でした。でも年齢を重ねたせいか馬が落ち着いてきて、力みなく走れるようになって。最近は自分の力を発揮できるようになりましたね。今日は力のある馬に勝つことができましたし、馬場も味方したけれど、自分の競馬ができたと思います。

赤見 マイネルバサラの一番の武器は何ですか?

松山 真面目なところですね。決して手を抜かないところです。

赤見 今後の予定というのは?

松山 これから馬の様子を見てオーナーサイドと相談しますが、今のところ東京大賞典に登録してみようと思います。賞金的に出走は厳しいかもしれませんが。今後はもっと相手が強くなってくるので、もう少し馬が真の意味で強くなってこないとなかなか太刀打ちできないと思っています。厩舎一丸となってまたがんばります。

赤見 松山厩舎にとっても、重賞初制覇となりましたね。

松山 開業して10年目なので、一つの区切りとして10年以内になんとか重賞を勝ちたいと思っていました。今日勝つことができて、目標を達成できて良かったです。正直、ここまで出世してくれるとはデビューした頃は想像していなかったんです。当時はまだ体も小さくて、440キロくらいでしたから。そこから体が増えてくれて、馬が成長してくれて僕らを助けてくれたと思っています。


マイネルバサラ

デビュー時は436キロの小さな馬体でデビュー(写真は2015年6月21日・新馬戦優勝時、撮影:下野雄規)


***

 柴田大知騎手にインタビューしてきました。

赤見 浦和記念制覇おめでとうございます。強かったですね!

大知 ありがとうございます。ここまで離しているとは思わなくて、ゴールしてびっくりしました(笑)。前走からかなり状態は上がっていましたし、ある程度やれる手ごたえはありましたけど、相手も強いし浦和も初めてなので、どこまでやれるかなと思っていました。でも、終わってみたら本当に強かったですね。

マイネルバサラ

終わってみれば6馬身差の圧勝(撮影:高橋正和)


赤見 超小回りの浦和もまったく問題なしでしたね。

大知 レース前は、少し忙しいかなと思ったんですけど、スタートもちゃんと出てくれていい位置が取れましたし、何も言うことないくらいです。

赤見 では、具体的にレースを振り返っていただけますか?

大知 何頭か速い馬がいたので、その馬たちに離されず付いて行ければと思っていました。思ったよりもいいスタートが切れて、ベストの位置から競馬をすることができましたね。この馬の良さは長くいい脚を使えるところなので、早め早めに動いて行って、後ろの馬に脚を使わせるような競馬をすることができました。

赤見 最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。

大知 マイネルバサラはまだ4歳ですし、どんどん力を付けています。この後、交流重賞にもまた出走していくと思います。今後も応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

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常石勝義
1977年8月2日生まれ、大阪府出身。96年3月にJRAで騎手デビュー。「花の12期生」福永祐一、和田竜二らが同期。同月10日タニノレセプションで初勝利を挙げ、デビュー5か月で12勝をマーク。しかし同年8月の落馬事故で意識不明に。その後奇跡的な回復で復帰し、03年には中山GJでGI制覇(ビッグテースト)。 04年8月28日の豊国JS(小倉)で再び落馬。復帰を目指してリハビリを行っていたが、07年2月28日付で引退。現在は栗東トレセンを中心に取材活動を行っているほか、えふえむ草津(785MHz)の『常石勝義のお馬塾』(毎週金曜日17:30〜)に出演中。

赤見千尋
1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミックシリーズ」の「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍中。

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