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【チャンピオンズC】ムーア騎手が見せた世界レベルの折り合い「馬が本来持つ性質を上手に利用している」

  • 2017年12月07日(木) 18時02分
哲三の眼

▲ムーア騎手が見せた“世界レベルの折り合い”に注目!(c)netkeiba.com


今週はゴールドドリームが春秋ダートGI制覇を果たしたチャンピオンズCをチョイス。直線で見せた迫力の末脚が評価されるなか、哲三氏が注目したのはムーア騎手の折り合いの付け方で、その馬の性質を上手に利用する“世界レベルの折り合い”は、グレンツェントに騎乗していたボウマン騎手にも見えたといいます。世界のトップ騎手であるふたりが見せた、そのスキルと工夫とは。(構成:赤見千尋)

折り合うための理想のポジションは “三角形の真ん中”


 今回、注目したのはチャンピオンズカップです。勝ったゴールドドリームの伸び脚は素晴らしく、騎乗したムーア騎手もさすがの騎乗を見せてくれました。

 スタートは少し出負け気味で、そこから1コーナーまでけっこう追ってポジションを取りに行きました。引っ掛かることが怖くないというか、確実に折り合える自信があるからこそ追って行けるわけです。

 なぜ折り合えるのかと言えば、一つはいつもこのコラムで話している、体幹、馬を動かすためのセッティングという技術的な部分がしっかりしているから。さらに、周りがよく見えていて、折り合うための理想のポジショニングが取れるということも大きいと思いました。

■12月3日(日)チャンピオンズC(9番:ゴールドドリーム)

 1コーナーに入るところから、前にボウマン(グレンツェント)、左斜め前に(吉田)隼人君(メイショウスミトモ)、右斜め前に戸崎君(ローズプリンスダム)という形で、ボウマンを頂点とした綺麗な三角形の真ん中にはまっているんです。

 向正面に入るとボウマンが動いて、外の戸崎君も前に動いた。最初の三角形は崩れたわけですが、外からはカフジテイクが上がって来た。ここで少し馬を外にずらし、今度は戸崎君の馬を頂点にした新たな三角形の真ん中に収まったんです。

 折り合いをつける上では、この三角形の真ん中というのは

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1970年9月14日生まれ。1989年に騎手デビューを果たし、以降はJRA・地方問わずに活躍。2014年に引退し、競馬解説者に転身。通算勝利数は954勝、うちGI勝利は11勝(ともに地方含む)。

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