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オルフェーヴル産駒が存在感を示す今年の阪神JF

  • 2017年12月08日(金) 18時00分


◆他の種牡馬がストップをかけるのかが見どころ

 今年の2歳世代は注目を集めていた新種牡馬争いでロードカナロアが抜け出した感があるが、勝馬率などで後塵を拝しているオルフェーヴルがこの阪神JFでは存在感を示している。有力産駒で大レースという形なら走るのか、それとも他の種牡馬がストップをかけるのか、そこが見どころだ。

 そのオルフェーヴル産駒でも、特に人気を集めそうなロックディスタウンは札幌2歳Sを人気で勝ってきた。1800mから距離短縮で臨むのは良いパターンで、勝ち切る馬はしっかり勝ち切ってくる。鞍上がコース成績で他の騎手に大きく勝るルメールというのも心強い。死角はスピード勝負になりすぎた場合か。

 もう1頭のラッキーライラックも好メンバーのアルテミスSを勝ってきたのだからもちろん評価できる。当時好位を進む競馬をしながら上がり最速だったのは良い。

 当時2着のサヤカチャンは自分で競馬を作れるのが強みだが、今回注文をつけてくる馬がいるかいないかで大きく結果が変わってきそう。もうひとつ問題はキャリア6戦という点で、これは一般的な阪神JF好走馬に比べると少し多い。

 3着だったラテュロスはデビュー戦(2着)の時計が優秀だし、位置取りにも結果にも安定感がある。3連系の馬券を買う場合は買い目に入れておく必要がある。

 当時1番人気(6着)だったトーセンブレスが人気を落とすなら、本命とは言わないがヒモ穴として狙ってみたい。アルテミスSは差し馬に厳しい競馬だったので、今回展開次第で変わってくる可能性はまだある。

 ファンタジーSから来る2頭では当時2着のコーディエライトがある程度人気になりそう。重賞で2着2回は魅力だが、サヤカチャンとの脚質バッティングをどうするか。その点を考えて個人的には△か無印にする予定だ。

 前走条件戦組では、1戦1勝のソシアルクラブがその血統から上位人気になりそう。確かに大一番に強い血統で怖いことは怖いのだが、現状はやや人気先行のようにも思える。デビュー戦の2,4,5着馬は既に2戦目を終えているが、いずれも新馬戦より着順を落とした。そう考えると前走のメンバーレベルが高くなかったという仮説も成り立つ。

 500万条件組の扱いはなんとも悩むところ。イメージ的には1400m組より1600m組のほうが良さそうだが、阪神改修後の前走500万条件組は1400mから来た馬が[1-1-2-17]に対して1600m組は[1-1-0-25]でこちらのほうが分が悪い。

 マイル組でも着差をつけてきたリリーノーブルか血統のポテンシャルが高いマウレアのどちらか片方は評価したいが、1400m組からもヒモ穴タイプを探したいところ。普通だとマドモアゼルなのだろうが、前走2着でもナディアに少し興味がある。血統を考えると距離延長がプラスに働く可能性もあるだろう。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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