◆今後のマイル戦の重要なポイントに マイル重賞は、ディープインパクト、キングカメハメハ、ステイゴールドの取捨だけでどうにかなるレースが多いのですが、阪神JFも例外に漏れず3頭の種牡馬だけで馬券が取れた年も。
2014年は先の3種牡馬の産駒は勝ち馬のショウナンアデラ、2着のレッツゴードンキ、3着ココロノアイの3頭のみ。予想を見返したら、本線で当たってました(笑)。
この三大種牡馬の中でも、当レースで特に相性が良かったのはステイゴールド産駒。
2013年は同産駒のレッドリヴェールが単勝1460円で1着。断然人気のディープインパクト産駒、ハープスターは2着。
2014年は同種牡馬の産駒がココロノアイ1頭で3着。2015年も同種牡馬の産駒ウインファビラスが10人気の人気薄ながら2着。2016年は出走なし。過去4年でステイゴールド産駒が出走した場合、必ず馬券になっています。
そして、今年もステイゴールド産駒は出走なし。その代わりにステイゴールドを父に持つオルフェーヴルの産駒が2頭出走。
このレース自体でもオルフェーヴル産駒を買うか? 買わないか? は馬券において重要なポイントになりそうですが、今後もオルフェーヴル産駒のマイル重賞での扱いがキーとなるレースは増えそう。
オルフェーヴルの父、ステイゴールドの産駒は「特別戦の芝マイル」を買い続ければ、7年間プラス収支を達成した種牡馬。
2011年以降の単勝回収率は137%。複勝回収率は119%。2015年以降、3年連続で複勝回収率もプラス収支。
この特徴をオルフェーヴルの産駒も引き継ぐかどうか? も今後のマイル戦の上級条件では重要なポイントになることでしょう。
ラッキーライラックは父がオルフェーヴルで母父が米国血統のフラワーアレイ。阪神JFは母父は米国血統馬が結果を出すレース。近親に若駒限定のマイルG1勝ち馬(NHKマイル)ミッキーアイル。母馬は2歳戦に強い血統。
ロックディスタウンもオルフェーヴル産駒。母父は米国血統のストームキャット。当レースに相性の良い母父。近親にゼンノロブロイ。
姉のキャットコインは父がステイゴールド。マイル戦をデビューから3連勝で重賞制覇。若駒時代から高パフォーマンスを発揮させた実績のある母馬。
とはいえ、馬券的にはオルフェーヴル産駒の2頭は1、2人気でしょうか。今年は人気薄のディープ産駒を相手に連れてくることに期待すべきかもしれません。
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