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マル外復権の兆し(須田鷹雄)

  • 2017年12月12日(火) 18時00分


◆注目は牝馬の躍進、背景には牧場や馬主の施策

 メディアはあまり伝えようとしないが、ここ数年、どう考えても景気は良い。馬券の売り上げも一口馬主の売り上げも上向いているし、セールの売り上げは10年前とは比較にならない。

 その景気の良さとも関係があるような気がするのだが、今年の2歳世代は外国産馬が好調ということにお気づきだろうか。今年+過去16世代の成績がこちらである(2017年については阪神JF終了時点)。

年度    着度数   勝率 1走あたり賞金
2017年 26-15-16-84/141 18.4% 235万円
2016年 25-18-14-84/141 17.7% 205万円
2015年 27-29-20-98/174 15.5% 176万円
2014年 23-27-11-121/182 12.6% 140万円
2013年 25-25-26-89/165 15.2% 210万円
2012年 29-25-24-113/191 15.2% 204万円
2011年 24-18-24-96/162 14.8% 163万円
2010年 20-33-15-104/172 11.6% 143万円
2009年 25-21-17-102/165 15.2% 219万円
2008年 27-27-28-133/215 12.6% 152万円
2007年 51-38-35-206/330 5.5% 186万円
2006年 67-54-42-240/403 16.6% 187万円
2005年 50-52-33-205/340 14.7% 178万円
2004年 56-42-26-151/275 20.4% 224万円
2003年 66-40-31-209/346 19.1% 215万円
2002年 70-58-50-216/394 17.8% 218万円
2001年 74-62-38-191/365 20.3% 250万円

 勝率は昨年から盛り返してきた。そして1走あたり賞金235万円は、01年の250万円以来の高値。90年代のマル外黄金期でも、これより低かった年はある。

 印象的なのは牝馬の1走あたり賞金が201万円と、これまた01年(217万円)以来の高さになったことだ。牧場や馬主が将来の繁殖含みで良血馬を積極的に導入したことが、この結果に繋がっている可能性はある。この説が正しいとしたら、現1歳世代も同様にマル外が走ってくるはずだ。

 ちなみに、セレクトセール取引馬の2歳戦1走あたり賞金は今年が170万円で昨年は180万円。2012〜15年はすべて140万円台だった。比較すると、マル外に注目することの価値がお分かりいただけるだろう。

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