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朝日杯FSに最も似合う種牡馬名だと思うんですよ。

  • 2017年12月14日(木) 12時00分


中日新聞杯も「土曜日のデムーロ」だった(詳細は先週のコラムにて)。

これで今期の短期免許での土曜日の重賞成績は、3-2-0-2になった。

土曜日のCデムーロの重賞(一部金曜日含む) 成績
3-2-0-2
中日新聞杯 メートルダール 2人気1着
チャレンジC デニムアンドルビー 5人気2着
京都2歳S タイムフライヤー 1人気2着
武蔵野S ノンコノユメ 7人気4着
京王杯2歳S トーセンアンバー 6人気6着
ファンタジーS(金曜日) ベルーガ 5人気1着
スワンS サングレーザー 2人気1着
(ちなみに日曜日は0-0-0-6)

Cデムーロの免許は12月31日までだから、土曜日の騎乗可能レースは、ターコイズSと阪神Cの2つ。
あとは木曜日28日のホープフルS、金曜日29日の東京大賞典を勘定に入れるかだけど、どちらもG1だから保留にしておく(騎乗するかもまだわからないし)。

ターコイズSは中山の土曜日だから騎乗機会はないな。となると、阪神Cか…なんて思っていたら、ターコイズSの想定にCデムーロの名前があった!

馬はラビットラン。予想1人気。

ラビットランはCデムーロの身元引き受け調教師の角居厩舎の馬で、馬主が吉田和子氏(社台系総本家)だから、ここでCデムーロ騎乗は理解できる。思うことある人もいるだろうけど、一応理解できる。

前騎乗者の和田がエテルナミノルでターコイズS参戦となると、どうしたってラビットランでモズカッチャンを撃破したローズSのことがよぎる。けれど、自分はここは静かに流して、対決の構図は、先週の中日新聞杯をズズっと引っ張って、「昆厩舎&横山の典さんVS Cデムーロ」の第2ラウンドとしてみたい。

第1ラウンド・中日新聞杯
1着 メートルダール Cデムーロ 2人気
3着 ロードヴァンドール 典さん 昆厩舎 5人気

ちなみに土曜日の重賞的には、スワンSもこんな感じだった。
1着 サングレーザー Cデムーロ
2着 ヒルノデイバロー 四位 昆厩舎

うむ、昆厩舎的には第3ラウンドとも言えるな。
聞けば、典さんはここのところずっと栗東に駆けつけて、昆厩舎の調教の手伝いをしているそうだ。だとするならば、昆師も典さんもお互いにそろそろ重賞を勝ちたいし、勝たせてあげたいところではないか。

今年の昆厩舎&横山の典さんの重賞成績
0-1-1-5

2着は弥生賞のマイスタイル。
3着は中日新聞杯のロードヴァンドール。
うむ、やっぱりそろそろのはずだ。

第2ラウンド・ターコイズS
予想1人気 ラビットラン 55キロ Cデムーロ
予想4人気 ミスパンテール 53キロ 典さん(昆厩舎)

55キロ対53キロ 
これならいい勝負ができるのではないか? 

ミスパンテールはG3チューリップ賞で2着、G1桜花賞で4人気になった馬だ。G2ローズS1着のラビットランと比べて、少々実績は劣るけど、2キロの差があるのなら、中山を知り尽くしている典さんのインサイドワーク込みで立ち向かえるのではないか。

でも「土曜日のデムーロ」としてしまった以上は、1人気でもラビットランをナイガシロにはしない。角居厩舎がG1以外の重賞で牝馬を遠征させるときは勝負になるときと決めつけているので、やっぱりナイガシロにできない。

予想4人気と予想1人気をナイガシロにしないとなるともう身動きが取れない。

単勝でミスパンテール
軸でラビットラン

両方活かすならこれしかない。
つまり、この2頭の1点にするか、この2頭と絡みそうな馬を他から引っ張ってくるか、そのどちらかだ。

これに関しては枠が発表されてからじっくり検討だ。

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朝日杯FSの1人気
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Mデムーロとルメール、どちらかしか騎乗してないG1が続いている。
今週の朝日杯FSでもMデムーロの騎乗はなさそうで、そうなるとMデムーロは3週連続でG1未騎乗だ。

(全日本2歳優駿をG1として仲間に入れると、Mデムーロとルメールはいっしょに騎乗したことになる。そして、1着Mデムーロ、10着ルメール。ちゃんとどちらかが馬券圏内に入った)

チャンピオンズC ルメール 7着
阪神JF ルメール 9着

今年はMデムーロとルメールが一緒に重賞に騎乗すると超高確率でどちらかが馬券圏内と春先からずっと書いていて、秋になってもその傾向は変わらず、むしろ確率を上げている。

重賞同時騎乗 40回(先週まで)
どちらか、もしくは両方馬券圏内 35回
.875 (また数値が伸びた。JCの週のコラムで紹介した時は.868だった)

しかし、今週もまさかのG1・Mデムーロ未騎乗!?
以下は11月以後の非同時騎乗の成績と同時騎乗の成績。単体騎乗だと成績が芳しくないことがわかる。

非同時騎乗1-0-0-7(競走中止含む)
ファンタジー Mデムーロ 6着
アルゼンチン Mデムーロ 1着
みやこS ルメール 8着
デイリー杯 Mデムーロ 競走中止
武蔵野S ルメール 7着
京都2歳S Mデムーロ 8着
チャンピオンズC ルメール 7着
阪神JF ルメール 9着

同時騎乗 どちらかが100%馬券圏内
京王杯2歳S ルメール1着 Mデムーロ8着
エリ女 Mデムーロ1着 ルメール5着
マイルCS Mデムーロ1着 ルメール5着
ジャパンカップ ルメール2着 Mデムーロ10着
チャレンジC Mデムーロ1着 ルメール 4着

朝日杯FSでルメールが騎乗する馬は、タワーオブロンドン。
ダーレーの馬だからもちろん非社台系だ。ルメールが非社台系の馬に騎乗するということは、それだけで社台グループの逸材が出走してないということだ。

実際、予想人気を見てもそれがわかる。

予想1人気 ダノンプレミアム ケイアイF生産
予想2人気 タワーオブロンドン ダーレージャパンF生産

1・2人気に社台グループの馬がいない。Mデムーロの騎乗する馬がいないのも納得だ。つまり、今週のルメールの馬も人気を背負って、好走するほどの力はない可能性もあるわけだ。

予想2人気。1人気よりはマシか? 

でも実はここがひじょうに気にかかったりもする。今年の朝日杯FSは、1人気の方が頼りになると思うからだ。

2人気より1人気の方が頼りになるのは当たり前だ。でもそうでもないことが今年の秋のG1の1人気馬の成績を見てもわかる。

17年秋のG1・1人気の成績
(馬名の後ろの英字は1人気馬の評価。S>AA>A>B>C>D)

スプリンターズS 1人気1着 レッドファルクス AA
秋華賞 1人気7着 アエロリット D
菊花賞 1人気1着 キセキ AA
天皇賞・秋 1人気1着 キタサンブラック S
エリ女 1人気5着 ヴィブロス D
マイルCS 1人気5着 イスラボニータ B
ジャパンC 1人気3着 キタサンブラック A
チャンピオンズC 1人気2着 テイエムジンソク D
阪神JF 1人気9着 ロックディスタウン C

3-1-1-4

評価S・AAのレースの1人気だけが1着しているのがわかる。例外はDで2着したテイエムジンソクのみ。実は、この評価は好評発売中の「全重賞&全コース別1番人気鉄板全書(著・奥野憲一)」に掲載されているレースごとの1人気馬の好走期待値。

これを見ると、S・AAというトップ評価のレースでは1人気がきっちり1着しているのがわかる。1人気がS評価の天皇賞・秋でキタサンブラックは1着して、1人気がA評価のジャパンカップではキタサンブラックは3着だった。

では、朝日杯FSの1人気の評価はどうか?

評価D

ワオ! よろしくない。
でも、ここからがこの本の真骨頂で、各レースごとに設定された調整項目(盤石度と軟弱度のチェック)が加減方式で設けられていて、その項目に当てはめていくと、判定の昇格や降格があるのだ。

今年、1人気が予想される2頭を1人気と仮定して判定すると、
ダノンプレミアム D→AA 昇格!
タワーオブロンドン D→S 昇格!
となる。

つまり、今年の朝日杯FSは1人気になった方がいいレースとも言えるわけだ。

一応、タワーオブロンドンにも1人気のチャンスはあるとしてみたが、予想オッズやその他の雰囲気では1人気はダノンプレミアムで間違いなさそう。自分は1人気から馬券を組み立てることはほとんどないけど、3連系の相手を1人気にするかはいつも考えている。そういう観点からも本書は使い勝手がいいと思う。調整項目もレースごとに違うので、レースの本質を理解するのにも役立つ。

というわけで、残念ながら今年の1人気はナイガシロにできないようだ。ならば2人気のタワーオブロンドンをできればナイガシロにしたい。そんな週の真ん中だ。

タワーオブロンドンは前走1400の京王杯2歳Sを1人気で1着した。それも圧勝だった。京王杯2歳Sを1人気で1着する馬はめったにいない。1400がベストディスタンスだったということはないか? 

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朝日杯FS・注目馬
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ファストアプローチ

ファストアプローチのレースぶりは、良い言い方をするならパワフルであり、よろしくない言い方をするなら重たい。前走の芙蓉Sの直線を見ていると、1頭だけ鋼の鎧を着込んでいるかのようだった。それでも2着したのだから、それなりの力はあるはず。

とにかくその重たさをパワフルな走りに寄せてゆければ、ここでもなんとかなるのではないか? その役割を外国人騎手のパワーにゆだねるというのなら、シュミノー騎乗は理屈だ。

Aコース3週目の阪神の芝とシュミノーが良い方に反応してくれれば1着はわからないけれど、2着か3着か4着してくれるのではないか?(4着は困るけど)

にしてもファストアプローチの父ドーンアプローチって、いい馬名だと思う。父父ガリレオからの連想で、父ニューアプローチになって、そこからドーンアプローチになったのだろうけど、新しさを表現するのに「夜明け・あけぼの」を意味するドーン(DAWN)を使う感じが素敵だ。朝日杯を勝つのに、いや2着か3着か4着するのにピッタリだ(4着は困るけど)。

夜明けのフューチュリティ………いい感じだ。走るのはあくまでもファストアプローチだけど。

(ダノンプレミアム・1番人気ならば)
(ダブルシャープ・和田が腕を見せつけるなら、ターコイズではなく朝日杯がいい。だから拾う)

競馬専門誌・競馬王の元本紙予想担当。今は競馬王その他にて、変な立ち位置や変な隙間を見つけて、競馬の予想のようなものを展開中のニギニギ系。 著書はなし。最新刊「グラサン師匠の鉄板競馬 最前線で異彩を放つ看板予想家の鉄板録」に再び間借りして、4年ぶりに全重賞・根多の大百科的なものを執筆。

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