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前代未聞の大失態から挽回なるか!?/朝日杯FS

  • 2017年12月15日(金) 18時00分


◆このラインナップだとトリガミが怖い

須田 井崎センセイ、大失態です! なんと、先週の阪神JF回で「残っていなければいけない馬」が抜け落ちていたそうで。読者さんからツッコミが入ったとのことですよ。

井崎 しかも、抜け落ちていたのが2着にきたリリーノーブルというのが痛恨だよねえ。せっかくの的中がご破算とは……ダメだぞ須田クン、もっとしっかりしてもらわないと!

須田 さりげなく、責任をなすりつけるのはやめてください(笑)。それに、7頭残しであの配当だと、馬単も3連単もトリガミなんですよ。なおさら、センセイの責任かと。

井崎 日本人騎手が久々に上位を独占したというのに、素直に喜べないとはなあ(笑)。いやでもホント、こういうことが二度とないように、気を引き締めていかないとな!

須田 というわけで、ご迷惑をおかけした読者の皆さんに深くお詫び致します。この借りをお返しするためにも、朝日杯FSでの大白星を期待したいところですが……どうです?

井崎 キッチリ消せそうなところを消していったら、この6頭が残ったというカンジかな。ヘンな消去ネタは使ってないから信頼度は高いと思うんだけど、過去3年だからねえ。

須田 昨年の「残った馬」が6頭で今年も6頭というのは、いいんじゃないですかね。ただ、このラインナップだとトリガミが怖い。人気2頭のどちらかを消せると気楽なんですが。

井崎 そこはかなり悩んだんだけど、なかなか難しくてさ。ダノンプレミアムとタワーオブロンドン、どっちも強そうだもんなあ。この二択は、間違える自信がある!

須田 そんなのを自慢しないでくださいよ(笑)。それに「どちらも正しい」という結果も大アリでしょうからね。そうなると、一気にトリガミの確率が上がるワケですが。

井崎 前走馬体重ネタでステルヴィオを「消し」にできたのが救いだけど、末脚だけならこの馬がいちばんキレるかもしれないし。最後の最後まで悩まされそうな一戦だよね。

須田 地方からの転入初戦になるダブルシャープや、数少ない重賞ウイナーであるフロンティアあたりも侮れないですからね。確かに、意外に難解なレースだと思いますよ。

井崎 最後に、消した馬ばっかり挙げて不安を煽ってくるのが須田クンらしいよ(笑)。手応え自体は悪くないから、この6頭でビシッとイケる気がするんだけどなあ。

☆01番ダノンプレミアム
☆03番タワーオブロンドン
☆05番ケイアイノーテック
☆08番ファストアプローチ
☆09番ムスコローソ
☆12番ダノンスマッシュ

・デビューから5戦以上を消化している馬
※過去3年[0-0-0-10]
●2016年該当馬→トラスト(5着)、ビーカーリー(10着)、ダイイチターミナル(11着)、リンクスゼロ(16着)
○2017年該当馬→アサクサゲンキ、ダブルシャープ、ケイティクレバー、イシマツ

・前走、1400m以下戦に4番人気以下で出走していた馬
※過去3年[0-0-0-9]
●2016年該当馬→ダイイチターミナル(11着)、リンクスゼロ(16着)、レヴァンテライオン(17着)
○2017年該当馬→アサクサゲンキ、ヒシコスマー、カシアス、アイアンクロー

・前走馬体重が459キロ以下だった馬
※過去3年[0-0-0-14]
●2016年該当馬→ミスエルテ(4着)、クリアザトラック(7着)、レッドアンシェル(8着)、ビーカーリー(10着)、ダイイチターミナル(11着)
○2017年該当馬→フロンティア、アサクサゲンキ、ステルヴィオ、アイアンクロー、ケイティクレバー

・前走で未勝利戦に出走していた馬
※過去3年[0-0-0-4]
●2016年該当馬→トリリオネア(6着)、アシャカリアン(12着)、トーホウドミンゴ(15着)
○2017年該当馬→ライトオンキュー

・前走ダート戦出走馬
※過去3年[0-0-0-5]
●2016年該当馬→アシャカリアン(12着)、リンクスゼロ(16着)、ブルベアバブーン(18着)
○2017年該当馬→イシマツ

2016年残った馬→サトノアレス、モンドキャンノ、ボンセルヴィーソ、アメリカズカップ、ダンビュライト、タガノアシュラ

【2016年結果】
1着:サトノアレス(○)
2着:モンドキャンノ(○)
3着:ボンセルヴィーソ(○)

2017年下半期[星取り表]:●●●◎●●◎●◎●●●●●●◎●◎◎●●◎●□

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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