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ロベルトとフレッシュさがポイントの有馬記念

  • 2017年12月22日(金) 19時00分


◆有馬記念も「フレッシュパターン」が重要

 有馬記念の勝ち馬、ナリタブライアン、マヤノトップガン、シルクジャスティス、グラスワンダー、シンボリクリスエス。いずれも父はロベルト系。

 ジェンティルドンナが勝利した2014年の年末からの中山は、新しい路盤で行われるようになりましたが、それでもロベルト系は有馬記念に高い適性を発揮。

 2015年の有馬記念勝ち馬で昨年も3着のゴールドアクターは父がロベルト系種牡馬。

 昨年8人気の伏兵ながら4着に健闘したヤマカツエースも母父がロベルト系。昨年は1〜3着が1〜3人気だったレース。人気薄で最も着順がよかったのは、ヤマカツエース。それだけロベルト系が有馬記念に適しているから。

 また、先週土曜、日曜の中山メインレースはいずれも芝コース。勝ち馬はロベルト系の血を持つ馬。日曜メインはロベルトの血を持つ馬が1、2着。1人気のディープ産駒を3着に封じ込めました。

 今年の有馬記念出走予定馬で父か母父ロベルト系は内から、ヤマカツエース、ブレスジャーニー、サトノクロニクル。

 ヤマカツエースは父も、当レース得意のキングマンボ系。昨年よりは軽い馬場で好枠。昨年よりも積極的に乗ればパフォーマンスを上昇できる血統。

 ブレスジャーニーはエアグルーヴ、ルーラーシップ、ドゥラメンテの一族。ミスタープロスペクター系にロベルト系の配合はヤマカツエースと同じ。

 サトノクロニクルは母父ロベルト系のインティカヴ。インティカヴは新路盤の有馬記念に相性良いロベルト系とミスプロ系の配合。父ハーツクライは有馬記念勝ち馬。先週の中山芝は同種牡馬の産駒が好調で土曜の12Rは同種牡馬の1、3着。3連単50万馬券。日曜の最終レースもハーツクライ産駒で母系にロベルト持つ馬が人気薄で3着。

 ところで、ジャパンカップは「フレッシュさ」も重要なレース。先日出した単行本「重賞ビーム2018」では「フレッシュさ」が重要なレースの傾向を探るため「キャリア15戦以内」を「フレッシュパターン」として統一。同一パターンですべてのレースを検証したのですが「キャリア15戦以内」を買うだけでプラスになる重賞レースは多数存在しました。

 有馬記念も「フレッシュパターン」が重要なレースのひとつ。3年連続で「キャリア15戦以内」の馬が連対。2年連続でキャリア15戦以内の馬が1、2着。

 1人気のキタサンブラックは昨年の有馬記念はキャリア14戦目で出走。今年はデータ上は「フレッシュパターン」には該当しないキャリア。「フレッシュパターン」を重視するなら、キタサン以外の馬券を買うことも有効ですが…はたして?

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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