【年末年始の更新スケジュール】
今年の更新は本日分で終了です。年始は5日が初回の更新となる予定です。
◆新馬を勝ちたての1戦1勝馬が強かったレース GIとなって最初のホープフルS。GII時代の傾向が引き継がれるのか、それとも新しい傾向が生まれてくるのか、手探りで予想していくしかなさそうだ。
ジャンダルムはデビューして2戦の内容が良い。デイリー杯優勝後、すぐに朝日杯ではなくホープフルSへ向かうことを表明したあたり、陣営は距離に不安を持っていないのだろう。ただ、仮に2000mをこなせる馬であっても初距離はリスク。そのわりに人気にはなるので、馬券的な妙味という点ではいまひとつな面がある。
タイムフライヤーは安定味のあるレースぶりで、上がり勝負にも持続力勝負にも対応できる強みがある。連軸としては信頼性が高そう。ただ確実に勝ちきるタイプではなさそうなので、単勝や1着固定はしづらい。
ルーカスは月曜の落馬に驚かされたが、堀厩舎とノーザンファームの判断ならばコンディション自体には問題はないのだろう。GIにふさわしいスケール感もある馬だ。問題はレースでも内にモタレる可能性は無いのかという点。鞍上も制裁を貰ったばかりだし、慎重な競馬が要求される。
フラットレーは前走でまさかの大敗を喫したが、もともとはかなり素質を評価されていた馬。前走については敗因を馬場と見ることが可能で、しかもノーカウントにしてもよさそうなひどい馬場だった。ここでの復活は当然ありうるだろう。逆にここでまた大敗するようだと、今後が厳しくなってくる。
サンリヴァルはスローペースのレースを2連勝してきているが、ルーラーシップ産駒だけに上がりがかかっても対応できそう。今回は2000mが初距離となる有力馬もいるので、スタミナが要求されたほうがこの馬にとっては有利に働く。
シャルルマーニュはキャリア5戦がすべて馬券圏内。この馬は狙うとしたら3連複か、3連単の3着固定だろう。位置取りがウリの馬なので、まずは今回も好位をとって効率的な競馬をしたいところだ。
ホープフルSはオープン特別時代、そしてGII時代も新馬を勝ちたての1戦1勝馬が強かったレース。今回は該当2頭だが、個人的にはステイフーリッシュのほうを上に評価している。トラインも悪くはないのだが、やはり2歳重賞は逃げ以外の決まり手で勝ってきた馬のほうが買いやすい。
大穴を1頭挙げるならウォーターパルフェ。ルーラーシップ産駒ということでこのコースで評価したいが、今回はサンリヴァルもいる。しかもこの馬自身勝ちあがりまでにレース数を要しているので、強く推す穴ではなく、あくまで高配当の△を1頭選ぶなら、という話である。
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