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変化

  • 2018年01月12日(金) 12時00分


◆先週の競馬を終えて

 先週に公表された角居師の2021年の2月をもっての厩舎解散報道には、衝撃を受けた方も多かったと思います。

 はたからではありますが、ここ数年の角居師が選択されてきた2歳馬の件やヨーロッパで過ごす期間など様々なことを考えると、こういったこともありえるのかな…と思いつつも、これは私の勝手な思い違いかもしれませんが、ここ数年の変わり行くトレセン社会の状況も背景にあるのかな…?と感じる部分もあり、心底寂しさを覚えます。そしてまた美浦からも同じく素晴しい馬作りをされてきた調教師の早期引退の話も聞こえており、それもあってこのような思いに…。

 この背景には、在厩期間が30日以上必要であった一昔前と、10日で競馬に出走できる現状に、現場が求められていることの違いが生まれ、作る作業をされてきた人々にとっては息苦しさや面白みが失われつつある現状になってきているのかもしれません。

 またその点に加え、1つの厩舎が解散となると、働いていた方々がバラバラになってしまい、数々の重賞馬を育てあげてきた過程で積み上げられた馬作りのノウハウがゼロになる状況下。ダブルでもったいなさを感じます。そしてこれが、伝統と歴史が積み重ねられ続けるヨーロッパの馬社会との埋められない差、いや広がる差になっているようにも…。

 今後どうなっていくのかな?と考えると、どんどん気持ち的にほんとにブルーになってしまうところも…。このあたりで先週の競馬の話に切り替えましょう。

 先週はなんといっても、戸崎騎手の3日連続の重賞Vでしょう。しかもフェアリーSにおいては、コースを踏まえて前走と違う形となるレース運び。

 外から被された際も、燃えそうな愛馬を巧くナダメ、なおかつスピードも殺しすぎない誘導をされており、明け3歳のオンナの子&少しテンションが高めだったレース前の状況下で可能にしてしまうのだから、素晴しいの一言でした。

 またシンザン記念を制したアーモンドアイの走りには、馬場も問わず、また距離が伸びても良さそうですし、今年のクラシック戦線が楽しみな1頭となりそうです。

 それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。その後2000年にはシンガポールにて日本人女性初の海外勝利。2001年6月引退。通算成績493戦14勝。海外2勝。 現在はホース・コラボレーターとしてTV、ラジオ出演の他、文芸ポストにおいて短編小説「ストレイチャイルド」発表するなど、幅広い活躍を見せている。

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