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クイーンカップはかなり堅い重賞

  • 2018年02月06日(火) 12時00分


◆「常識に沿う馬」ばかりが来ている

 クイーンカップは堅い重賞だ。過去10年、全馬均等買い時の回収率は単28%・複54%。これはかなり低い数字である。1番人気馬は[5-1-1-3]で馬券の対象から外れた馬も3頭いるのだが、その3回はいずれも2番人気馬が馬券に絡んでいる。

 この時期の3歳牝馬、しかも1勝馬がゴロゴロいるメンバー構成だけに荒れそうなものだが、実際にはここまで堅い。前走クラス別に見ても、以下のように「常識に沿う馬」ばかりが来ている。

 前走、芝の新馬・未勝利組は[0-2-2-24]だが、馬券に絡んだ4頭はすべて前走時点で3番人気以内(3頭は1番人気)かつ、芝の1600m以上を走っていた。

 500万組は3着以内で来ることが条件。ここで勝つためには前走勝ちが条件。こちらも芝1600m以上から来ることが条件。

 オープン特別組は[0-1-1-17]で、馬券に絡んだ2頭は前走5番人気3着と2番人気1着。前者はクイーンCで10番人気(2着)だったプリンセスメモリーだが、同馬でさえこの前走人気・着順だから、ここを割り込むことは許されないだろう。

 重賞組は掲示板に載ってくることが条件。前走6着以下だった馬は[0-2-3-21]だが、馬券に絡んだ5頭のうち4頭は阪神JF組。残り1頭は当時大井の栗田裕光厩舎から参戦していたエイブルインレースで、これは地方馬ということもあって例外的存在か。

 今年の登録22頭のうち、新馬・未勝利組で前走1番人気かつ芝1600m以上を条件にすると該当3頭のみ。500万組で勝ってくることを条件にすると該当馬はオハナのみ。重賞組はGIII組で条件を満たすのが3頭、他に阪神JFから来た馬が2頭。面白みは無いが、これらの該当馬の中から1,2番人気になる馬を軸とし、他の馬に流すのが予想の基本線か。

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1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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