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ロベルト、欧州型ノーザンダンサー系が穴を出す共同通信杯

  • 2018年02月09日(金) 19時00分


◆得意の距離延長、パフォーマンスを上げる可能性が高い

 共同通信杯は、スタミナ血統がポイント。ロベルト系とサドラーズウェルズ系に相性の良いレース。

 昨年も6人気で2着のエトルディーニュは母父がサドラーズウェルズ。一昨年6人気で優勝したディーマジェスティは母父がロベルト系のブライアンズタイムで母母父がサドラーズウェルズ。3着メートルダールも母父ロベルト系で母母父サドラーズウェルズ。

 3年前4人気3着のアンビシャスは母父がサドラーズウェルズを持つエルコンドルパサー。5年前の勝ち馬メイケイペガスター、9人気3着のマイネルストラーノも母父ロベルト系のブライアンズタイム。

 アメリカンワールドの父はキトゥンズジョイ。同馬は父サドラーズウェルズ系で母父がロベルト系の種牡馬。昨年末のホープフルSの2着馬ジャンダルムもキトゥンズジョイ産駒。パワー、スタミナが要求されるレースへの適性が高い種牡馬。

 カフジバンガードの父はサドラーズウェルズと同じ欧州型ノーザンダンサー系のハービンジャー。

 昨年秋の京都芝G1はハービンジャー産駒が3勝。当時のコラムでもしつこいぐらいに書きましたが、ハービンジャー産駒は前走より距離が延びる「距離延長」のローテでパフォーマンスを上げる代わりに「距離短縮」でパフォーマンスを落とす産駒が多い種牡馬。

 カフジバンガードの3走前は今回と同コースの重賞でしたが、苦手な距離短縮での出走。今回は得意な距離延長での出走。3走前よりもパフォーマンスを上げる可能性が高いローテーション。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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