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【和田竜二×福永祐一×高橋亮】SP対談“花の12期生”の現在地/第4回『今の競馬界を生き抜くために』

  • 2018年02月20日(火) 18時02分
祐言実行

▲ルメール騎手・デムーロ騎手の活躍は、モチベーションにどんな影響を与えているのか?


「祐言実行」の最終回企画。昨年も大活躍だったルメール騎手とデムーロ騎手。さらにはムーア騎手、ボウマン騎手、C.デムーロ騎手ら、短期免許で来日した外国人ジョッキーも大暴れ。時代の変化とは言え、突きつけられる現実。大きなうねりを、現役ジョッキーとして福永騎手・和田騎手はどう捉えているのでしょうか。本音に迫ります。(取材・構成:不破由妃子)


その差を埋めていける人といけない人の差はついてくる


──昨年はクリストフがMVJを獲得し、ミルコがGIで歴代最多タイとなる6勝をマーク。彼らの活躍というのは、モチベーションにどんな影響を与えていますか?

和田 また負けたか…と思うことが多いわけだけど、負かせばしてやったりだし、面白いよね。でも、自分の仕事は仕事としてあるわけやから、そこに流されんようにとは思ってる。もちろん、相手が誰であろうと、厳しく乗っていきたいとは思っているけど。

福永 現実を受け入れるしかないからね。決して後ろ向きな意味ではなく、まずは受け入れることから始めないと何も変わらないから。それに、通年で乗り出したら、GIで活躍するのはもちろん、クリストフもミルコも200勝くらいするだろうなと思ってた。だから、「こんなに勝つとは思わなかった」とは、一切思わへん。

高橋 正直なところ、3着以内率とか異常な数字やもんね(2月18日終了時点で、ルメール騎手:56.1%、デムーロ騎手:51.5%)。なにしろ自信を持って乗ってるし、勝負強いし、GIでもいい乗り方をしているよね。もともと一緒に乗っているときから「巧いなぁ」と思っていたし、どんどん日本のレースに慣れてきているのもわかっていたから、俺も今の活躍は「やっぱりな」っていう感じやな。

福永 連対率も4割を超えているからねぇ。4割超えなんて、年間200勝以上していた頃のユタカさんと親父くらいしか知らないもん。でも、それが現時点での技術の差だと思ってる。日本人ジョッキーのなかでも、その差を埋めていける人と埋めていけない人の差はついてくるだろうし。和田も5年くらい前から新しいことに取り組み始めて、手応えを感じてるやろ?

──そういえば和田さんは、福永さんのコーチのもとでいろいろ取り組んでらっしゃるんですよね。

和田 角居先生の厩舎を手伝わせてもらっているときに紹介されてね。それ以前に、祐一が先に取り組んでいたから、どう変わっていくのかもわかっていたし。勉強会みたいなものなんだけど、ジョッキーだけではなく厩務員さんとかも参加していて、純粋に馬好きの人が集まっているから面白い。馬のことについて、あまりにも知らんことが多くてね。やっと理解できてきた感じ。

福永 理解できると面白くなるよな。

和田 うん。乗るだけの話ではなく、そもそも馬とはどういう生き物なのか、とかね。俺、そんなの全然知らんかったけど、知った今となっては、それを知らずに競馬をするなんて無理やわと思ってる。

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祐言実行とは
2013年にJRA賞最多勝利騎手に輝き、日本競馬界を牽引する福永祐一。まだまだ戦の途中ではあるが、有言実行を体現してきた彼には語り継ぐべきことがある。ジョッキー目線のレース回顧『ユーイチの眼』や『今月の喜怒哀楽』『ユーザー質問』など、盛りだくさんの内容をお届け。

1976年12月9日、滋賀県生まれ。1996年に北橋修二厩舎からデビュー。初日に2連勝を飾り、JRA賞最多勝利新人騎手に輝く。1999年、プリモディーネの桜花賞でGI初勝利。2005年、シーザリオで日米オークス優勝。2013年、JRA賞最多勝利騎手、最多賞金獲得騎手、初代MVJを獲得。2014年のドバイDFをジャスタウェイで優勝。

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