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　前回3月4日のWIN5は「伊吹式WIN5ランキング」の14位までに挙がった5頭が勝利。配当自体は32万1200円と地味でしたが、1〜14位だった馬の組み合わせをすべて100円ずつ買っても1万4400円ですし、見立て自体はそう悪くなかったと言えるんじゃないでしょうか。「WIN5らしい高額配当をモノにしたい」という夢はもちろん、「少点数で的中させたい」というニーズにも応えていければと思いますので、今後も「伊吹式WIN5ランキング」の上位馬にご注目ください。

　明日3月11日のWIN5は総出走頭数が65頭、総組み合わせ数が32万8536通り(土曜16時現在)とやや少なめ。3レース目の金鯱賞(中京11R)が9頭立て、4レース目のフィリーズR(阪神11R)が18頭立てと、レースごとの出走頭数に大きな差があります。また、対象5レースのうち4レースがオープンクラスの競走である点もひとつのポイント。ちなみに、2レース目の東風S(中山10R)は“前年か同年、かつ中山のレース”において善戦したことのある馬が、5レース目のアネモネS(中山11R)は“中山芝1600m外のレース”において好走経験のある馬が強いレースです。

◆フィリーズRは過去の戦績や前走のレースぶりに注目

　1レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走の甲南S(阪神10R)。実績上位のカフェブリッツ、4歳のモズアトラクションらが上位人気グループを形成するでしょう。

　2レース目は4歳以上オープンの東風S(中山10R)。重賞ウイナーのシュウジに支持が集まるのではないかと思います。

　3レース目は4歳以上GIIの金鯱賞(中京11R)。土曜16時の時点ではスワーヴリチャードが断然の人気を集めており、サトノダイヤモンドが続いていました。

　4レース目は3歳GIIのフィリーズR(阪神11R)。こちらは土曜16時の時点だとアンコールプリュ、モルトアレグロが人気の中心です。

　5レース目は3歳オープンのアネモネS(中山11R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。

[伊吹式WIN5ランキング 2018年03月11日版]

1位 中山10R 12.シュウジ
2位 中山11R 1.レッドレグナント
3位 阪神11R 15.コーディエライト
4位 阪神10R 3.モズアトラクション
5位 中京11R 9.スワーヴリチャード
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 中京11R 2.メートルダール
7位 中京11R 6.ダッシングブレイズ
8位 阪神10R 12.ビッグアイランド
9位 阪神11R 7.モルトアレグロ
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 中山11R 5.ハーレムライン
11位 中山10R 7.ロジチャリス
12位 中京11R 5.サトノダイヤモンド
13位 阪神10R 5.クレマンダルザス
14位 阪神11R 14.アルモニカ
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 中山11R 13.レッドイリーゼ
16位 中山10R 6.ミッキージョイ
17位 中京11R 1.ヤマカツエース
18位 阪神10R 9.ストライクイーグル
19位 阪神10R 13.レッドサバス
20位 阪神10R 2.カフェブリッツ
21位 阪神11R 18.アリア
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

22位 阪神11R 2.デルニエオール
23位 阪神11R 6.アマルフィコースト
24位 中山11R 2.ノーブルアース
25位 中山11R 7.アングレーム
26位 中山10R 1.ダイワリベラル
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　3レース目の金鯱賞(中京11R)は若い前走好走馬を重視した方が良さそう。2014〜2016年の中日新聞杯と2017年の金鯱賞を集計対象にすると、「前走の着順が6着以下」だった馬は[0-0-2-35]、「出走数が27戦以上だった馬」は[0-0-0-19]と、それぞれ苦戦しています。今年のメンバー構成なら、スワーヴリチャード、ダッシングブレイズ、メートルダールを高く評価すべきでしょう。

　4レース目のフィリーズR(阪神11R)は基本的に実績馬が強いレース。「“中央場所、かつ重賞のレース”において5着以内となった経験がある馬」は2011年以降[3-4-4-21]とまずまず堅実ですし、「“中央場所、かつ芝、かつ500万下から上のクラスのレース”において3着以内となった経験のない馬」は2011年以降[0-0-1-51]と上位争いに食い込めていませんでした。また「前走の距離が1400m未満だった馬」は2011年以降[0-0-0-19]、「前走の4コーナー通過順が8番手以下だった馬」は2011年以降[0-1-1-26]、「前走の条件が“JRA、かつGIのレース”以外、かつ前走の着順が6着以下だった馬」は2011年以降[0-0-0-32]と、それぞれ勝ち切れていません。少なくともコーディエライト、モルトアレグロの2頭はマークしておいた方が良さそうです。