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海外2歳セールはじまる(須田鷹雄)

  • 2018年03月27日(火) 18時00分


◆POG人気は無いはず、穴馬としてはおすすめ

 海外2歳セールの季節がやってきた。今年は開催順が変わり、OBSマーチ→ファシグティプトンフロリダ(ガルフストリーム)→バレッツとなる。時期的に赤本に収録できるのはここまでで、そのあとタタソールズブリーズアップが4月16日から18日、OBSスプリングが4月24日から27日と続く。4月のOBSを予定している日本人バイヤーもいるようだし、一方でこのあたりは全くPOG人気は無いはず。穴馬としてはおすすめだ。

 さて、執筆時点で終了しているのはOBSマーチだけ。カタログ573頭に対してスクラッチが210頭(なんと36%)。うち96頭が時計を出したあとのスクラッチだった。この欠場率の高さが近年日本人の足を遠ざけてもいる。

 最高価格馬は87万5000ドルで、50万ドル以上の馬は17頭。昨年はトップが170万ドルでミリオンが5頭、50万ドル以上は30頭いたから、スクラッチ数を勘案してもだいぶ落ち着いたことになる。この流れが日本を含めて今後のセールに続くのか注目したい。

 日本人と見られる購買は9頭。価格最上位はItsmyluckyday×Briecatの牡馬で、ノーザンファームが52.5万ドルで購買。展示ではトップタイの9秒4/5をマークしていた。ただ、9秒4/5は19頭(うち欠場3頭)いたので、時計は過信しないほうがいい。父は新種牡馬なので未知数だが、母はG2勝ちに加えてG1ヴァニティHの2着もある。本馬は3番仔で走りごろかもしれない。

 ノーザンファームはさらに2頭購買しているが、個人的にはPioneerof the Nile×K. D.'s Shady Ladyの牝馬のほうに興味がある(30万ドル・時計は2F21秒2/5)。半姉にG1勝ち馬、母も重賞2着馬で、トレーニングセールとしては血統のあるほうだ。父の産駒が日本で芝もこなしているという点も魅力。

 マル外のスカウティングということではノースヒルズマネジメントにも注目したい。今回はAnimal Kingdom×Why Katherinの牡馬を購買している(31万ドル・時計は2F21秒3/5)。母は重賞2着馬。現状まだ荒削りな感じもあるが、それもそのはず、5月16日生まれ。それでいて水準級の時計を出しているのだから伸びシロを加味するとかなり楽しみだ。

 残りの馬については、全頭に触れられるか分からないが、赤本で。ちなみにこの原稿を書いているのは、ファシグティプトン・フロリダの公開調教が終わった直後。カタログ166頭に対して欠場が既に44頭。最終的な欠場率は30%超になるだうが、昨年は欠場率46%だったので、まだマシといえばマシ。感覚がおかしくなっているとも言えるが……。

 時計は10秒フラットが11頭でトップタイ。2F組は7頭のみで、21秒フラットがトップ。日本人の購買については、バレッツともども赤本で。

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