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感動した大阪杯、そして桜花賞

  • 2018年04月06日(金) 12時00分


◆根性も3歳牝馬と思えないラッキーライラック

 大阪杯、スワーヴリチャード強かったですね。

 しかもデムーロ騎手の好騎乗振りに加え、管理する庄野調教師もレースを見ながら途中で捲っていくと思ったと、まさに気持ちが一致していた様子。

 ダービー2着後、憔悴した雰囲気の中、「でも最大目標をダービーとした中で、牧場と共に話し合いながら馬作りをしたことで自分自身も勉強になることが多かった」と話されていた庄野調教師。

 そういった全てが繋がっての勝利はもちろんのこと、開業初となるG1制覇もあったのでしょう。レース後の溢れ出す涙に、こちらももらい泣きをしてしまいそうでした。

 それにしても、スワーヴリチャードの体つきは今までで1番と思われるほどの体の張り。馬の成長と相談しながら大事に作ってきた過程もあり、今後、高いレベルでの好走が期待できる気がするだけに、楽しみです。

 さて今週は桜花賞。

 ここは、ラッキーライラックの強さが1頭抜けている気がします。

 1週前追い切り後、空馬が猛スピードで近づくハプニングがありましたが、一瞬だけバタッとしただけでおさまってしまうあたりには、精神的な強さが窺え、改めて凄い馬だなぁ〜と感心しました。しかも、追い切り後。通常ですと、そのイライラがマックスになって収拾がつかなくなってもおかしくない状況。

 馬格もさることながら、根性も3歳牝馬と思えない馬です。

 この中間のケハイにおいて、「前回は5速ぐらいのギアだったけど、まだまだ7速ぐらいありそうだからね。とにかく順調。最終追い切りに関しては、いい意味で爆発しそうな手前でとめて、気持ちの良い所でキープするイメージ」と、理想通りレースにいってスイッチが入りそうな手前で留められていました。

 私自身も、こういったあたりのサジ加減が牝馬に関しては特に大事な気がし、さすが過去にヘヴンリーロマンスなどの名牝を育て上げた丸内助手だなぁ〜と、聞き入ってしまいました。

 チューリップ賞での石橋脩騎手の迷いのない騎乗ができている点も魅了されますし、大崩れはないと見ます。期待します。

 それでは皆さん、週末は競馬場でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。その後2000年にはシンガポールにて日本人女性初の海外勝利。2001年6月引退。通算成績493戦14勝。海外2勝。 現在はホース・コラボレーターとしてTV、ラジオ出演の他、文芸ポストにおいて短編小説「ストレイチャイルド」発表するなど、幅広い活躍を見せている。

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