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奇数馬番を嫌いつつ6頭で勝負!/フローラS

  • 2018年04月20日(金) 18時00分


◆このくらい「雑」な方がうまくいく!?

須田 穴狙いで強気に攻めた先週の皐月賞ですが……井崎センセイ、大ハズレもいいところじゃないですか。7頭も残して、馬券に絡んだのがジェネラーレウーノだけとは!

井崎 昨年は100万馬券的中で、今年は大ハズレかあ(笑)。ワグネリアンやキタノコマンドールの「消し」は正解だったけど、それ以外はサッパリの結果に終わってしまった。

須田 やや特殊な流れになりましたが結果的には前残りで、後方にいた組は持ち味を生かせませんでしたからね。これで今年のダービーが、ものすごく難しくなりましたよ。

井崎 力関係がハッキリしてる牝馬クラシック路線とは違って、牡馬は大混戦だよね。それにしてもオルフェーヴル、種牡馬になっても自己主張が激しいよなあ(笑)。

須田 父のステイゴールドが比較にならないほどに、ホームランバッター型というか。2年目の産駒がもうすぐデビューですが、今後も目が離せない存在になるでしょうなあ。

井崎 さて須田クン、今週のフローラSなんだけどさ……まったく当たる気がしないんだけど、どうしたらいいと思う? もうね、取捨が難しすぎてお手上げというかさ。

須田 いや、コレは難しいレースですよ。でも、なんだかんだで6頭にまで絞れてるじゃないですか。馬番ネタがなぜかやたらと多いのが、気がかりではありますが……。

井崎 だってさ、普通の消去ネタだとぜんっぜん消えてくれないんだよ! どんなローテからでも来るし、上位に好走しそうな馬を絞り込むのがメチャクチャ難しいんだよね。

須田 だからといって、奇数馬番を理由に消すというのはいかがなものかと。確かに偶数馬番のほうが信頼度は高いようですが……そこに何の因果関係も見当たりませんよね?

井崎 3歳牝馬の繊細なメンタル面を考えると、そりゃあゲート後入れの偶数馬番のほうがいいよ。それに、出遅れると取り返しがつかないコースでもあるから、なおさらね!

須田 またそんなもっともらしいことを(笑)。でも、これだけ混戦模様だと、それくらい「雑」なほうがいいのかもしれませんな。人気と穴のバランスもよさそうですし。

井崎 自信はサッパリないけど、奇数馬番のワン・ツー・スリーだけは避けたい(笑)。こういうレースをうまく的中できると、勢いにも乗れると思うんだけどねえ。

☆04番サトノワルキューレ
☆06番ファストライフ
☆12番レッドベルローズ
☆13番ヴェロニカグレース
☆14番ディアジラソル
☆15番パイオニアバイオ

・4〜5月生まれ、かつ奇数馬番の馬
※過去10年[0-0-0-32]
●2017年該当馬→ビルズトレジャー(9着)
○2018年該当馬→ウスベニノキミ、ノーブルカリナン、デュッセルドルフ

・前走1番人気馬をのぞく、馬番9・11・13・15・17番の馬
※過去10年[0-0-2-38]
●2017年該当馬→アロンザモナ(6着)、アドマイヤローザ(7着)、ビルズトレジャー(9着)、ニシノアモーレ(10着)、ラユロット(17着)
○2018年該当馬→ハイヒール、カーサデルシエロ

・馬番13〜18番に入った前走4番人気以下馬
※過去10年[0-0-2-30]
●2017年該当馬→レッドコルディス(5着)、アロンザモナ(6着)、ニシノアモーレ(10着)、ピスカデーラ(16着)
○2018年該当馬→ノームコア

・前走で芝1800m以下戦に出走していた、キャリア2戦以下馬
※過去10年[0-0-0-14]
●2017年該当馬→タガノアスワド(4着)、レッドミラベル(15着)
○2018年該当馬→サラキア、ラブラブラブ、カーサデルシエロ

・前走3番人気以下かつ3着以下だった、キャリア4戦以下馬
※過去10年[0-0-2-29]
●2017年該当馬→レッドコルディス(5着)、ビルズトレジャー(9着)、ニシノアモーレ(10着)、キャナルストリート(12着)
○2018年該当馬→サラキア、オスカールビー、ノーブルカリナン、オハナ、ノームコア

2017年残った馬→モズカッチャン、ヤマカツグレース、フローレスマジック、ホウオウパフューム、ザクイーン、ドリームマジック、ディーパワンサ、メイショウササユリ

【2017年結果】
1着:モズカッチャン(○)
2着:ヤマカツグレース(○)
3着:フローレスマジック(○)

2018年上半期[星取り表]:△○△●●●●●△●○●◎●●

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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