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「まだ納得のできる結果を出せていない」遠征期間延長を決めました!

  • 2018年05月03日(木) 18時01分
挑戦者

▲シドニーで騎手をしている市川雄介騎手と



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シドニーのトップ厩舎でフランケル産駒やNF吉田勝己社長の所有馬に騎乗


 こんにちは。坂井瑠星です。

 今回のテーマは、一泊二日で行ったシドニーの話やオーストラリアでの6勝目、そして今後についてです。

 4月の半ばに一泊二日でシドニーに行ってきたのですが、目的はふたつあり、ひとつはワーウィックファーム競馬場で行われたセリに来ていた馬主さんや調教師さんに挨拶をするため、もうひとつは今後のことも考えて、一度経験としてシドニーで調教に乗っておくというものでした。

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▲ワーウィックファーム競馬場の風景


 セリ当日はレースも同時進行していたのでもちろん見学しました。日本でもおなじみのクレイグ・ウィリアムズ騎手やヒュー・ボウマン騎手も騎乗していて、レースはいずれもハイレベル。とくにボウマン騎手は、この日[2・1・1・0]と馬券圏内率100%という活躍でした。

 ワーウィックファーム競馬場のコース形態は三角形に近く、1600mの芝が1〜2コーナーのポケットから発走するところや、最後の直線が326mというところなど、中山競馬場に似た形をしています。

 この日は天気がよく、馬場状態もいいのになぜか外差しが効く馬場で、道中は内でロスなく脚をタメ、最後の直線では馬場の真ん中より外に出した馬が勝つレースが多かったです。同じオーストラリアでも、シドニーとメルボルンでは左右の回りの違いもありますが、中身もまったく違うレースが行われていたので、見ていて面白かったですし、何よりいい勉強になりました。

 翌日の朝はローズヒルガーデンズ競馬場に行き、調教に騎乗。あらかじめ連絡を取っていたとはいえ、初めての競馬場で初めて会う人に電話をして場所を確認し、調教の指示を仰ぎました。遠征当初は、こういった当たり前の作業が一人ではできなかったので、ようやく少しは成長したなと実感することができました(笑)。

 調教に乗せていただいたのは、小崎先輩がオーストラリア遠征中に所属していたクリス・ウォーラー厩舎です。クリス・ウォーラー厩舎には、ローズヒルガーデンズ競馬場だけでも150頭近くの馬がいるので、厩舎スタッフだけでもかなりの人数でした。

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1997年5月31日、東京都生まれ。父・坂井英光は大井競馬所属の調教師、叔父も元騎手の坂井薫人という競馬一家。同期には荻野極、木幡巧也、藤田菜七子ら。2016年に栗東・矢作芳人厩舎でデビュー。2019年、ノーワンでフィリーズレビューを勝利し重賞初制覇。2020年には、ダノンファラオでジャパンダートダービーに勝利し交流GI初制覇を飾った。日本だけの騎乗でなくオーストラリア、ドバイなど多くの海外遠征にも挑戦している。

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