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千葉サラブレッドセールを振り返る(須田鷹雄)

  • 2018年05月15日(火) 18時00分


◆千葉セリのスウェプトに“ハズレなし”

 今回はちょうど終了した千葉サラブレッドセールについて書かせていただく。

 現地で話題になっていたのが、購買登録者数の多さ。「とりあえず」組も含めて以前の倍以上になっていたし、買う・買わないは別として現場に顔を見せた馬主が多かった。調教師勢もこれまでより関西の比率が上昇したように感じた。

 セリの結果は、なかなか興味深いところに落ち着いたのではないかと思う。皆さんが驚いたのはディープインパクト×インランジェリー(牡)が主取りになったことではないだろうか。当日の供覧でさほど動かなかったこともあるが、さりとて全く動かなかったわけではない。これは、ディープ牡馬を買うという想定をしていたプレイヤーがそもそもいなかったのではないかと思う。

 目玉は、最高価格にこそならなかったがスウェプトオーヴァーボード×ドルチェメンテの牡馬(古賀慎)。「千葉セリのスウェプトにハズレなし」ですっかりブランド化した種牡馬の仔だが、調教供覧の動きは抜群だった。

 スウェプト産駒は母アルヴァーダ(牡/池上)、母ブラックアテナ(牡/安田翔)あたりも勝ち上がってきそうだ。

 もっと穴志向でいくならアサクサキングス×フェスタデルドンナの牡馬(大和田)なども面白い。母が高齢だが、410キロくらいしかないひとつ上の半姉と違って520キロの堂々たる馬体なのでこちらは大丈夫と見た。

 同馬を含め、種牡馬にブランド力がなくても動き次第でしっかり値段がついたのも今回のセリの特徴。パドトロワ×マニエリスムの牝馬(安田隆)、シビルウォー×アモールミーオの牡馬(牧田)あたりが1000万円台に乗ってくるあたりはセリの健全性を示すものかと思う。

 10年前に比べると千葉セリから毎年指名に値する馬が出るようになってきているし、それでいてドラフト下位でも指名できるのは魅力。POG愛好家にとっても研究する価値があるセリになってきた。

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