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日本ダービーは皐月賞や弥生賞での“末脚”がカギ

  • 2018年05月26日(土) 20時00分


 ダービーデイの明日5月27日は、14時10分発走予定の青嵐賞(東京8R)からWIN5対象レースがスタート。WIN5の発売締切時刻は14時5分(JRAダイレクトは14時ちょうど)となる予定ですのでご注意ください。

 なお、明日5月27日のWIN5は総出走頭数が80頭、総組み合わせ数が102万8160通り(土曜16時現在)です。2018年に入ってからは総組み合わせ数の少ない回が多く、WIN5らしい高額配当があまり出ていないものの、総組み合わせ数トップ3の回は1億327万6720円(5月6日/110万5920通り)、836万3170円(4月22日/86万160通り)、1517万3350円(4月15日/79万8720通り)と、それぞれ大きめの配当が飛び出しました。

 馬連よりも馬単の方が、3連複よりも3連単の方が平均配当は高いのと同じで、WIN5も総組み合わせ数が多い回ほど高額配当で決着する可能性は高くなります。出走取消等がない限り、明日5月27日は今年に入ってから2番目に総組み合わせ数の多い回となるはず。それだけ難度は高いということでもありますが、大きめの資金を投じて一獲千金を狙う価値がある回と言えるでしょう。

◆安土城Sはキャリアと前走の出走頭数に注目

 1レース目は4歳以上1000万下の青嵐賞(東京8R)。比較の難しいメンバー構成で、上位人気勢の支持はやや割れるかもしれません。

 2レース目は4歳以上1600万下の東大路S(京都9R)。前走で2着に好走したフォンターナリーリらが上位人気グループを形成しそうです。

 3レース目は4歳以上1600万下、ハンデキャップ競走のむらさき賞(東京9R)。戦績に安定感のあるエアウィンザー、エンジニア、プロフェットあたりが注目を集めると思います。

 4レース目は4歳以上オープン、ハンデキャップ競走の安土城S(京都10R)。実績上位のモズアスコットらに支持が集まるでしょう。

 5レース目は3歳GIの日本ダービー(東京10R)。土曜16時の時点ではダノンプレミアムが人気の中心となっており、キタノコマンドール、ブラストワンピースあたりが続いていました。

[伊吹式WIN5ランキング 2018年05月27日版]

1位 東京9R 7.エアウィンザー
2位 東京10R 15.ステルヴィオ
3位 東京8R 2.スマートルビー
4位 京都9R 14.テルペリオン
5位 京都10R 2.ダイメイフジ
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 京都10R 1.モズアスコット
7位 京都10R 4.アポロノシンザン
8位 京都9R 11.キクノルア
9位 東京8R 4.ムイトオブリガード
【以上すべての馬を買うと12点買い】

10位 東京10R 1.ダノンプレミアム
11位 東京9R 8.コーカス
12位 京都10R 15.カラクレナイ
13位 京都9R 12.ナムラヘラクレス
14位 東京8R 8.パリンジェネシス
【以上すべての馬を買うと144点買い】

15位 東京10R 13.グレイル
16位 東京9R 1.クリノヤマトノオー
17位 京都10R 3.ボンセルヴィーソ
18位 京都10R 9.ミスエルテ
19位 京都9R 13.フォンターナリーリ
20位 京都9R 5.シロニイ
21位 東京8R 14.コスモジャーベ
【以上すべての馬を買うと1080点買い】

22位 東京8R 13.ジャーミネイト
23位 東京10R 8.ブラストワンピース
24位 東京9R 9.アップクォーク
25位 東京9R 12.プロフェット
26位 東京9R 15.エンジニア
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

 5レース目の日本ダービー(東京10R)は実績馬が強いレース。「“中央場所、かつ1800m以上、かつ重賞のレース”において優勝経験のない馬」は2013年以降[0-0-1-52]と優勝争いに食い込めていません。また「枠番が3〜8枠、かつ前走の条件が“JRAのレース”、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が5位以下だった馬」も2013年以降[0-0-0-34]と不振。さらに、2013年以降の優勝馬5頭は、いずれも“皐月賞”か“弥生賞”において出走メンバー中2位以内の上がり3ハロンタイムをマークしていた馬です。今年はこれらの傾向から強調できるのがグレイルとステルヴィオくらい。あとは弥生賞で出走メンバー中3位の上がり3ハロンタイムをマークしたダノンプレミアムも、それなりに高く評価していいと思います。

 4レース目の安土城S(京都10R)は若い馬を重視したい一戦。「出走数が26戦以上だった馬」は2015年以降[0-0-2-21]なので過信禁物と見るべきでしょう。なお「前走の出走頭数が15頭以下だった馬」も2015年以降[0-0-1-16]と人気を裏切りがちでした。実績上位のモズアスコットを無理に嫌う必要はないと思いますが、レースの傾向を考えるとアポロノシンザンやダイメイフジも同等以上に評価したいところです。

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競馬評論家。JRAの公式ホームページ内「今週の注目レース」にて“データ分析”のコーナーを、TCK(東京シティ競馬)の公式ホームページ内「分析レポート」にて重賞競走のデータ分析を担当しているほか、グリーンチャンネル、JRAのレーシングプログラム、『週刊アサヒ芸能』、『競馬王』などさまざまなメディアを舞台に活動している。主な著作に『WIN5攻略全書 回収率150%超!“ミスターWIN5”のマインドセット』、『コース別 本当に儲かる騎手大全』シリーズ、『コース別 本当に儲かる血統大全』シリーズ、『ウルトラ回収率』シリーズ(いずれもガイドワークス)など。

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