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プロが選ぶ“上半期ベストレース”第10位-第5位タイ / 秋山騎手「結果が印象的ですよね」

  • 2018年06月18日(月) 18時02分


宝塚記念でクライマックスを迎える春競馬。初GI制覇あり、初ダービー制覇ありと、様々なドラマが生まれた上半期の重賞戦線の中で、「この騎手のこの騎乗がすごい!」とプロが唸ったレースをランキングで発表します。回答するのは騎手、調教師、馬主、記者など、この道のプロ。栗東・美浦から総勢50名の豪華競馬関係者が登場。はたして、ベストレースに輝いたのは!?

(取材=美浦・佐々木祥恵、栗東・大恵陽子)


※6/18は「第10位」〜「第5位タイ」までを発表。6/19は「第3位タイ」〜「第1位」までと、番外編を発表します。


◆第10位◆1票
小島調教師「じっくりレースを見返してみると…」


■スポニチ・小田哲也記者
2月4日(日)東京11R東京新聞杯 リスグラシュー1着 武豊騎手
「この馬は外枠を引くことが多くて、外々回るレースが多いのですけど、この時は珍しく良い枠が当たって馬込みの中でロスなく折り合いつけて、直線では馬群を縫ってきてキッチリ差したという豊さんらしい馬に負担がかからない良い騎乗だったと思います」

■石川裕紀人騎手
2月11日(日)京都11R京都記念 クリンチャー1着 藤岡佑介騎手
「ダービー馬のレイデオロなど強いメンバーが揃っていましたが、その中で馬場を選んでロスなく運んで、クリンチャーの能力をうまく引き出したレースだったと思います」

■黛弘人騎手
2月25日(日)中山11R中山記念 ウインブライト1着 松岡正海騎手
「中山記念のウインブライトです。これまでデビューからほとんどで手綱を取って、普段の稽古からもコミュニケーションをとってきたと思うのですが、息のあったレース運びでとても良い競馬だったと思います。松岡ジョッキーは普段からいつも近くで見させてもらっていますが、参考になることが多くあります。秋山ジョッキーの福島牝馬S(キンショーユキヒメ)も印象的です」

■中尾秀正調教師
5月13日(日)東京11Rヴィクトリアマイル ジュールポレール1着 幸英明騎手

馬ラエティBOX

▲中尾調教師「ロスなく、馬込みも綺麗に捌いてくるのがすごく上手」 (撮影:下野雄規)


「幸さん、渋い騎乗でしたねぇ。あの着差(ハナ差)ですから。幸さんってロスなく、馬込みも綺麗に捌いてくるのがすごく上手なんですよね。彼はすごいです」

■河内洋調教師
5月19日(土)京都11R平安S サンライズソア1着 ミルコ・デムーロ騎手
「自分とこの厩舎のレースですが、前走(ブリリアントS・14着)はスタートが悪くて惨敗したけど、このレースではスタートを決めて逃げ切り勝ちをしました。スタートが鍵でした。同じ失敗は繰り返しませんでしたね。ゲートはちょっとしたことでタイミングが合わなくなります。今はどうか分かりませんが、私が現役の頃は全頭が入ってからスタートが切られるまで、スターターによって若干ですがタイミングが違いました。顔を真っすぐ前に向けているとガチャガチャする馬が多いので、直前まで横を向けていたりしました。出遅れると全くダッシュがつかなくなって、1馬身の出遅れでも実際は3馬身くらいの不利があるので、かなり神経を使いましたね。スタートは紙一重ですよ」

■小島茂之調教師
5月20日(日)東京11Rオークス アーモンドアイ1着 クリストフ・ルメール騎手

馬ラエティBOX

▲小島調教師「強い勝ち方をしているのもクリストフの手腕」 (撮影:下野雄規)


「アーモンドアイは手前をよく替えるという話を聞いてじっくりレースを見返してみましたが、まだ馬体が緩くて、だから手前をよく替えるのだと思うんですよね。馬が強いのも事実ですし、誰が乗っても勝てるように見えてしまいますけど、直線だけではなくて向こう正面でも手前を替えていて、それを見たら強い勝ち方をしているのもクリストフの手腕があるなとは思いました。こぶしと騎座の柔らかさといいますか、これは乗っている人にしかわからない感覚ですが、そのあたりがやはりクリストフはうまいと思いますね」

■(関西記者)
5月27日(日)東京10R東京優駿 エポカドーロ2着 戸崎圭太騎手
「負けてなお戸崎騎手をすごいなと思いました。皐月賞も日本ダービーも、藤原調教師はレース前に『逃げてもいい』と話してはいましたが、皐月賞はキレイな競馬をして勝ちました。逃げ切り勝ちしたわけではないのに、一冠馬の立場でダービーを逃げられるってさすがリーディング騎手だなって思いました」

■前原玲奈調教助手(元騎手 旧姓:西原)
5月27日(日)東京10R東京優駿 コズミックフォース3着 石橋脩騎手
「福永祐一さんはもちろん素晴らしい騎乗だったのですが、石橋騎手も完璧に乗っているなって思いました。直線で内にいた1番人気ダノンプレミアムを外に出させないように締めて追ったんですよね。コズミックフォース自身もスタートから出していって、いい位置で競馬をしていました。16番人気で3着はすごいですね。

 石橋騎手は桜花賞で人気馬に乗って負けてしまいましたが、GI慣れしてきているというか、そのうち大きいところを勝つだろうなって感じました。トップジョッキーや外国人騎手がずっとGIを勝っていますが、そこに食い込むジョッキーになるだろうな、とダービーを見てすごく思いました」

■(関西調教師)
6月10日(日)阪神11RマーメイドS アンドリエッテ1着 国分恭介騎手
「あれしかない! っていうレースでしたね。格上挑戦でしたが、道中は内ラチ沿いをピッタリ回ってきました。4コーナーでは馬群が横に広がったのですが、そこでも内をずっと進んで、直線でも焦らず、僅かに開いた隙を突いてきましたもんね。4コーナーで外に出してしまっていたら、勝っていなかったでしょう」

■木原一良調教師
6月10日(日)阪神11RマーメイドS ヴァフラーム4着 富田暁騎手
「経験豊富な騎手みたいに辛抱して乗っていたね。勝負所はその時々の流れで変わるから、もっと早く仕掛けていればいいのになぁっていう時もあれば、もう少し我慢していればって時もあるんだけどね。でも、マーメイドSは『おっ!』っていうところがあったね。勝負事は結果がすべてなんだけどね」



◆第8位タイ◆2票
清水久調教師「武豊騎手だからこそでしょう」


2月25日(日)阪神11R阪急杯 ダイアナヘイロー1着 武豊騎手

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▲清水久調教師「キタサンブラックでもそのすごさは感じさせてもらいました」 (C)netkeiba.com


■清水久詞調教師
「逃げて最後まで持たせるのがすごいよね。行き切るだけ行って、どこかで脚を溜めているんでしょう。ゴールまで持たせる道中の運びや息の入れ方は武豊騎手だからこそでしょう。キタサンブラックでもそのすごさは感じさせてもらいました」

■藤原征士郎オーナー
「スタートして2〜3番手につけましたが、300〜400mほどした所でサッとハナを切ったのがよかったですね。絶妙なペース判断で、GI馬のモズアスコットやレッドファルクスに勝ったんですから」

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