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キセキではなく奇跡を起こす!/宝塚記念

  • 2018年06月22日(金) 18時00分


◆前走からの巻き返しが効くようなレースではない

須田 的中最優先の7頭で勝負した先週のユニコーンSですが、3着のエングローサーがなんとヌケ!馬単こそ獲れましたが、思いっきりトリガミという結果でございます。

井崎 送りバントに成功したような、失敗したような(笑)。う〜ん、上位が堅いという読み自体は合ってたんだけどね。上半期も今週で終わりだというのに、冴えないなあ。

須田 ええ、心の底から同意します。井崎センセイはたま〜に神がかり的な的中があったりするんですが、今年に関してはソレも見られませんし。かなりドイヒーですよね!

井崎 ……かくなる上は、下半期に繋がるような結果をここで見せたいところ。というわけで、上半期を締めくくる宝塚記念は、絞りに絞ったこの3頭で勝負してみようと思う。

須田 その意気は買いますが、さすがに3頭残しは厳しいんじゃないですかねえ……。昨年覇者のサトノクラウンはもちろん、香港のワーザーもけっこう強いですよ?

井崎 そんなこと言い出したら、大外とはいえキセキだって怖いだろ。サッカーのワールドカップ絡みのサインを考えると、この馬なんていかにも来そうな気がするんだよね。

須田 なるほど、コロンビアにいきなり勝った上に、月曜日にはセネガルにも勝つというキセキが起こる……って、そんな真顔でサインについて語らないでください(笑)。

井崎 こういう大一番でこそ、時事ネタは押さえておくべきなんだけどなあ(笑)。でも、過去の傾向からは来るパターンではないし、ここは切って正解だと思うんだけどさ。

須田 使っている消去ネタの内容自体がごくフツーで、精度も全体的に高めなのが好感触ではあります。前走人気と前走着順からも絞り込みが大半を占めていますもんね。

井崎 宝塚記念って、前走で低評価だったり、大崩れしていた馬が一気に巻き返してくるようなレースではないからね。そういう意味でも、この3頭は「買い」のはずだよ。

須田 だからといって、この流れで3連複1点勝負が決まるなんて、日本がブラジルに勝つクラスの奇跡ですよ……?どういう締めくくりになるか、注目「は」しましょう!

☆03番サトノダイヤモンド
☆07番パフォーマプロミス
☆10番ヴィブロス

・馬番1〜2番と牝馬をのぞく、前走4番人気以下かつ4着以下馬
※過去10年[0-0-0-35]
●2017年該当馬→レインボーライン(5着)、スピリッツミノル(7着)、クラリティシチー(10着)、ヒットザターゲット(11着)
○2018年該当馬→ミッキーロケット、アルバート、タツゴウゲキ

・前走G1組と前走海外組をのぞく、前走4番人気以下馬
※過去10年[0-0-1-29]
●2017年該当馬→スピリッツミノル(7着)、クラリティシチー(10着)、ヒットザターゲット(11着)
○2018年該当馬→ノーブルマーズ、ストロングタイタン、サイモンラムセス、タツゴウゲキ

・前走G1組と前走海外組をのぞく、前走5着以下馬
※過去10年[0-0-1-28]
●2017年該当馬→スピリッツミノル(7着)、ヒットザターゲット(11着)
○2018年該当馬→ステファノス、タツゴウゲキ、ゼーヴィント、キセキ

・7歳以上馬
※過去10年[0-0-0-26]
●2017年該当馬→ヒットザターゲット(11着)
○2018年該当馬→ステファノス、アルバート、サイモンラムセス、ワーザー、スマートレイアー

・前走、海外で出走して3着以下だった馬
※過去10年[0-0-0-8]
●2017年該当馬→該当なし
○2018年該当馬→ダンビュライト、サトノクラウン、ワーザー

2017年残った馬→サトノクラウン、ゴールドアクター、ミッキークイーン、シャケトラ、ミッキーロケット、シュヴァルグラン、キタサンブラック

【2017年結果】
1着:サトノクラウン(○)
2着:ゴールドアクター(○)
3着:ミッキークイーン(○)

2018年上半期[星取り表]:△○△●●●●●△●○●◎●●◎●●△●●●△

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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