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東京と福島ではブレイクする血統も変わる!

  • 2018年06月29日(金) 19時00分


◆前走東京で凡走した馬はいないが、代わりに狙ってみたいのは…

 昨年のラジオNIKKEI賞は当コラムで、ブレイクランアウト産駒のロードリベラルを取り上げました。

 まさか今年も同種牡馬の産駒を取り上げるとは、昨年は夢にも思いませんでした…。

 ブレイクランアウトの産駒は、米国色が強い血統。米国的なスピード持続の能力が要求されるレースが得意。

 昨年9番人気で3着のロードリベラルは前走東京芝のレースを9着に凡走。

「スピードの伸び」が要求されやすい東京芝よりも「加速したスピードを持続する能力」が要求されやすい福島芝が得意な血統ですから一変できたようです(昨年のレース前の当コラムを読み返すと、そう書いてありました(笑))。

 今年もブレイクランアウト産駒のロードアクシスが当レースに出走。

 馬主も昨年のリベラルと同じロードホースクラブ。

 同クラブはケイアイファーム生産馬が中心ですが、アクシスとリベラルはセール購入馬。

 同じスカウト(購入者)、同じ育成者のブレイクランアウト産駒が2年連続で出走するのですから、まさに「血を育むのは人」ですねー。

 なお、東京芝と福島芝は「真逆」ともいえる能力の方向性が問われやすいので、東京芝は「凡走馬」が走りやすい傾向。

 前走東京芝で6着以下だった馬は過去5年で複勝率40%、複勝回収率211%。

 2013年にケイアイチョウサンが8番人気1着、カシノピカチュウが14番人気2着。

 2014年にウインマーレライが5番人気1着、ウインフェニックスが7番人気3着。

 2015年にマルターズアポジーが12番人気3着。
 
 2016年にダイワドレッサーが9番人気2着、アーバンキッドが5番人気3着。
 
 2017年にロードリベラルが9番人気3着。

 ただし、今年は前走東京芝で6着以下凡走馬自体が出走していないので、連続的中記録は自動的に途切れます。

 東京芝凡走馬を狙うのと同じようなパターンで狙ってみたいのがマイハートビート。

 父ゼンノロブロイの産駒は福島芝で複勝率33%。回収率130%。福島芝1800m重賞も8頭中3頭が馬券に。

 母父はロベルト系のインティカヴ。母父ロベルト系は現在2連覇中。3年連続連対中。そういえばロードアクシスも母父ロベルト系ですね。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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