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上位でキッチリ決まりそうな一戦!/プロキオンS

  • 2018年07月04日(水) 18時00分

■プロキオンS(G3・中京ダ1400m)フルゲート16頭/登録14頭

【コース総論】中京ダ1400m

・コースの要所!

★人気馬の強さはそれなり。4〜6番人気の好内容から中穴狙いがオススメか。
★平均人気の差を考慮しても内>外のコース。真ん中より内の馬を狙うべき。
★ダートの短距離らしく先行勢優勢。逃げた馬の勝率も18.8%と非常に高い。




 2コーナー奥のポケットからスタートと、バックストレッチをフルに使用する中京ダ1400m。最初のコーナー進入まで距離があるので、ゴチャついた展開にはなりづらい。そして、最大の特徴がいわゆる「芝スタート」のダート戦であること。とくに先行タイプの馬については、芝適性の有無をある程度は考慮に入れたいところである。

 まずは人気別だが、目立っているのが2〜4番人気の強さだ。16頭立てにおける成績では、2〜4番人気がいずれも27勝以上をあげており、単勝適正回収値の高さもじつに優秀。また、4〜6番人気は2〜3着にくる確率も高く、複勝回収値の高さも十分だ。1番人気の信頼度が極端に低いわけではないが、ここは2〜4番人気を「1着」で狙う馬券がオイシイといえる。

 次に枠番。芝スタートなので枠番は外が優勢──と思ってしまうが、実際はハッキリと内枠優勢だ。平均人気の差が大きいのでそこは考慮する必要があるが、単純に内外を比較したデータで複勝率に約5%という大差が出ており、枠番値がプラスで人気以上の結果を出しているとなると、やはり「内>外」と考えたほうがいい。内枠である馬番1〜4番は、とくに好成績である。

 最後に脚質だが、こちらもダート戦らしく先行勢優勢。逃げた馬が[19-6-8-68]と逃げ切っているケースが多く、先行勢と中団待機組の信頼度を比較しても、明らかに前者のほうが好内容だ。最後の直線が長く急坂もあるので、差せる部類のダートコースではあるのだが、だからといって差し〜追い込み勢に過剰な期待をかけるのは禁物。先行勢を重視する姿勢を貫くべきコースである。

【レース総論】プロキオンS(G3) 過去6年

・レースの要所!

★1番人気が高信頼度で順当決着傾向も強めのレース。極端な穴狙いは禁物。
★内のほうが強いが平均人気を考えると「やや内」の馬番5〜8番が最優秀。
★コースデータより差し優勢。7歳以上の高齢馬は不振で相応の割引が必要。
★前走人気&着順が今回の成績に直結。人気薄は大型のほうが狙いやすい。







 以前は阪神での開催だったが、2012年から現在の条件となったプロキオンS。平均配当は単勝2400円、馬連6875円、3連複8215円と、単勝平均のわりに馬連や3連複平均が低くなっている。その要因は、2012年に12番人気で1着に激走して、単勝万馬券の大穴をあけたトシキャンディ。以降は大波乱はなく、チョイ荒れ程度の結果が多くなっている。

 人気別成績からも、順当決着傾向の強さは見てとれる。1番人気が4着以下に終わったのは2015年だけと、信頼度の高さはかなりのもの。連対馬も、前述のトシキャンディ以外はすべて5番人気以内である。7番人気以下はトータル[1-0-2-55]で複勝率5.2%と、来ていないわけではないが期待薄。ふたケタ人気の超穴馬には手を出しづらいレースである。

 枠番データから導き出される結論は、コースデータと同様に「内>外」。こちらも平均人気の差が大きいが、信頼度だけでなく回収率ベースの数値も内のほうが格段にいいのだから、内重視の姿勢が望ましいといえる。内外での差が大きいのが勝率と連対率で、もっとも内容がいいのは「やや内」である馬番5〜8番。やはり、「真ん中より内」に入った馬を重視したい。

 脚質に関しては重賞でもあり、コースデータよりも差し優勢となった。4コーナーを6〜10番手で回った中団待機組が、[2-5-3-23]で連対率21.3%、複勝率30.3%という優秀な数値をマーク。ただし、上がり上位馬の回収率が全体的に低く、信頼度もそこまで高くはないのを考えると、「中団やや前」あたりがベストポジションと思われる。最後の直線は長いが、さすがに後方に置かれてしまうと厳しい。

 年齢別では、7歳以上の高齢馬が不振。4〜6歳馬の成績は横並びなので、7歳以上馬の評価を割り引くのが正解だ。今年は高齢馬が人気を集めそうなだけに、その取り扱いには細心の注意を払う必要がある。そして前走レースに関しては、交流重賞で勝ち負けしていた馬が絶好調。前走が「交流重賞で2着以内」だった馬は連対率40.0%と、ここでもしっかり結果を残している。

 前走がオープン特別だった馬に関しては、「最速上がりだった馬」と「逃げていた馬」をプラスに評価。今年の登録馬に前者が見当たらないので、前走を逃げているドライヴナイトのような馬を上に取るべきだろう。そして、前走での人気や着順が、今回の結果に直結する傾向が強いのも、覚えておきたいポイント。前走が3番人気以下だった馬に関しては、馬体重500キロ以上の大型馬であるかどうかを必ず確認したい。

【馬場&血統総論】


・現在の馬場
 先週を見るかぎりいつも通りの中京ダート。先行勢がよく残っていた印象。

・天候予測
 水曜日から日曜日まで延々と雨模様。重〜不良となる確率がきわめて高い。

・注目血統
 シニスターミニスター産駒◎、カジノドライヴ産駒○、サウスヴィグラス産駒▲、キンシャサノキセキ産駒△

 気になるのが現在の天候だ。すでに梅雨明けしている関東甲信越とは違い、東海地方はこの時期になって、ようやく梅雨っぽくなってきた。週末まで延々と傘マークが並んでおり、土日ともに道悪となるのはほぼ確実。ちなみにこのレース、稍重〜不良で行われた年はいずれも人気馬のワンツーという堅い決着だった。

 血統面では4種牡馬の産駒をプラスに評価したが、注目はやはりシニスターミニスター産駒。新潟ダ1800mが最適条件だが、中京のダ1400mでもめっぽう強い。同様に強さが目立つのがカジノドライヴ産駒で、3番人気以内[4-2-2-2]と人気サイドでの強さはまさに「鬼」クラス。コース適性の高さは、シニスターミニスター産駒を上回るかもしれない。

★出走登録馬・総論×各論

 時期としては七夕賞のほうが注目を集めそうだが、レースの面白さではプロキオンSも負けてはいないはず。フルゲートを割り込みそうなのは残念だが、インカンテーションやキングズガードといった実績馬に、6歳にしてまだまだ成長中であるドリームキラリ、交流ダート重賞を連勝中のサクセスエナジーなど、メンツはなかなかに濃い。

 トップ評価はサクセスエナジーだ。交流重賞で勝ち負けしてきた組が強いレースで、ダートの1400mはこの馬の最適条件。別定で58キロを背負うが、500キロをゆうに超える大型馬だけに、斤量に泣くケースもあるまい。中京での勝ち鞍があるように、左回りもとくに問題はないはず。勢いに乗って、さらに連勝を伸ばしそうである。

 二番手評価にキングズガード。7歳と高齢であるのが割引材料だが、それを補ってあまりあるプラス材料の多さとなった。さすがに高知や名古屋では前を捉えきれなかったが、最後の直線が長く急坂もある中京替わりで、大きな前進があって当然。中京ダートでの実績も十分で、斤量が前走から1キロ軽くなるのもプラス。人気に応えてくれそうだ。

 三番手評価にインカンテーション。こちらはキングズガードよりもさらに高齢の8歳馬だが、G1のフェブラリーSで3着、さらに船橋のかしわ記念でもゴールドドリームの3着と、衰えはまったく見せていない。この年齢で初の1400m戦という点に一抹の不安を残すが、その実績はここに入ると「断然」。やはり、軽くは扱えない。

 以下はドライヴナイト、ドリームキラリ、ウインムート、マテラスカイ、ルグランフリソン、ダノングッドという評価の序列。大きく荒れる傾向のレースではないので、ここは上位に評価した組でキッチリ決まる可能性が高そうだ。トップ評価のサクセスエナジーから、点数を絞った馬券で厚く勝負してみたい。


■総論×各論・先週の馬券回顧


中京11レース CBC賞(G3)
1着 08アレスバローズ
2着 10ナガラフラワー
3着 09セカンドテーブル

わざわざ現地で負けてきた(#^ω^)ビキビキ

前半3F通過が32秒7という厳しいペースで、この流れなら12ダイメイフジが伸びてくる……と思いきや、まったく伸びずに11着惨敗。いちばん頑張ったのが7着だった02トウショウピストという、まったくもって不甲斐ない結果に終わってしまいました。ご期待に添えず申し訳ないっ(切腹)。

※コース&血統データは2014年〜2018年3月25日、レースデータは2012年以降が集計対象です。
※枠番値は、当該枠番における「平均人気−平均着順」を表すもの。プラスの数字が大きければ大きいほど、人気よりも上の着順に来ていることになります。

【予想】小林誠の勝負予想は『ウマい馬券』でチェック!

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競馬業界よろず請負人。1974年三重県生まれ。これまで裏方的な仕事に数多く関わってきたが、さすがに限界を感じて、最近は表舞台への進出を画策中。ライターとして『サラブレ』『UMAJIN』などに寄稿するほか、須田鷹雄監修の『POGの達人』には編集デスクとして参加。2005年に前半3ハロンタイムに特化した予想メソッドを発表し、それを用いた予想をnetkeibaにて公開している。コーヒー党、無類の猫好き。

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