◆2015年函館記念はロベルトの血を持つ馬が好走 今のJRAレースは「サンデーサイレンス系の影響が強い血統」が出走馬の多数を占めますが「サンデー系の影響が薄い血統」が走りやすい馬場、レースも存在はします。
そのような馬場、レースでは「父も母父もサンデー系ではない」血統がまとめて上位を占めたり、大穴馬券を演出します。
たとえば、先週日曜の中京ダートはメインレースをマテラスカイがレコードタイムで優勝。
同馬はサンデーサイレンスを持たない馬。父も母父も米国型。先週日曜の中京ダートは連対馬10頭のうち8頭が父か母父米国型でした。
ただし、先週のコラムでも書いたように、中京ダートで父米国型が強いのは日常的な傾向。
「サンデー系の影響が薄い血統」が走りやすいレースでより衝撃的だったのは七夕賞。
勝ち馬のメドウラークは父も母父もサンデー系ではない「サンデー系の影響が薄い血統」なお、父か母父にクロフネを持つ馬は、七夕賞過去4年中3年で2桁人気で3着以内に激走。
さらに3着のパワーポケットもサンデーサイレンスを持たない血統。七夕賞で唯一の「父米国型」血統。
サンデー系の持ち味である「伸びるスピード」よりも「米国的パワー」が優勢の馬場、レースでした。
七夕賞と同じ、ローカル芝2000m重賞のハンデ戦函館記念も2015年は「サンデー系の影響が薄い血統」でロベルトの血を持つ馬が走りやすかったレース。
10人気2着のハギノハイブリッド、7人気3着のヤマカツエースはいずれも父も母父も「非サンデー系」でロベルトの血も持つ馬。
今年も2015年のような血統が走りやすい場合に有利な血統はブレスジャーニー。父も母父も非サンデー系でロベルト系が母父。
カレンラストショーは父がロベルト系のタニノギムレット。先週の七夕賞勝ち馬メドウラークと同じ父。同じようにサンデー系の影響が薄くロベルト系のパワーとスタミナが要求されれば有利。
マイネルハニーも母父ロベルト系。父は非根幹G1と小回りが得意だったマツリダゴッホ。1着だった3、4走前の2着馬はいずれも父が非サンデー系。非主流の流れでロベルトのパワーが要求されるレースを得意とする馬。
【厳選・勝負予想!】亀谷敬正の重賞予想は『ウマい馬券』でチェック!※パソコン・スマートフォンでご覧ください。