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暑さ増し増しの異常気象。
この炎天下でグラウンドレベルでの体感はどれくらいか。騎手は馬の上でクラッとしないのか。馬はいつもとどう違うのか、などなど。ライブで伝えることのできる放送は、もう少し現場を取り巻く状態までをリポートして欲しいものです。
誰もが未体験ゾーンとなる異次元の夏。予想もそういう要素を入れていかないと当たる気がしません。つーか実際当たりません! とにかく不明要素の多い夏競馬なうです。
で、夏のミステリー重賞のひとつ『中京記念』。
ついに勝てない1番人気が勝ちました。しかもコースレコード。まあ一応、予想は当たりましたが、それはそれでモヤモヤ感は残るわけです…。
【検証ナンバー143】
サンプルレース名/2018年07月22日(日)中京11R・中京記念(GIII)芝1600m
【レース前状況】
炎天下の日曜日。午前中から気温は上がっている。1番人気は大外に入ったグレーターロンドン(田辺)。ハンデはやや恵まれた感ある56.5キロ。初重賞制覇を目指すが、はたして1番人気の成績が悪いレースで逆境を跳ね返せるか。2番人気は昨年同レースの勝馬ウインガニオン(津村)。ハンデは昨年より端数重い57.5キロ。以下、52キロの牝馬ワントゥワン(デムーロ)、54キロのリライアブルエース(戸崎圭)、56キロのロジクライ(浜中)と続いていた。
【レース結果】
1着グレーターロンドン 牡6(1番人気)
2着ロジクライ 牡5(5番人気)
3着リライアブルエース 牡5(4番人気)
【払い戻し】
単勝 500円
枠連 990円
馬連 2430円
馬単 4570円
3連複 5420円
3連単 2万5980円
【教訓】を吹っ飛ばすコースレコード勝ちの威力
そういえば、先週もこのコラムで「結果はいつも教訓を上回ってくる」と書いた。
1番人気がこない重賞『中京記念』では1番人気に◎を打たない。この教訓を基本に予想を組み立てた今年。間違いなく1番人気になるだろうグレーターロンドンは▲に留める。「今年も1番人気は勝たないんだろうな」と思いながら…。
だがそんな邪念は同馬のレコードタイムのオマケつき圧勝で吹っ飛ばされることに。
「というわけで教訓を上回る結果になる…」