枠順よりも前走着順に注目! 展開も鍵を握るアイビスSD
◆人気でも買う価値のあるあの直千初挑戦馬
新潟の直線1000mというと外枠有利がよく言われるが、フルゲートの8枠(16〜18番)あたりはともかく中途半端な外はそこまででもないし、内寄りでも先行力のある馬は最近こなすようになってきている。枠順を無視はできないが、振り回されないようにしたい。
春開催でこのコース2勝をあげたダイメイプリンセスが人気になりそうだ。確かに当時は完勝と言える内容で、ファンが支持するのも当然といえば当然だ。
韋駄天Sと比較した場合、ダイメイプリンセスは斤量+1キロ。当時2着のノットフォーマルは+4キロ。3着のレッドラウダと5着のナインテイルズは+3キロだから、これらの馬が逆転するのは大変。ただ、当時2番人気6着のアペルトゥーラは56→56キロだから、展開と馬群の状態次第では穴になりうる。アペルトゥーラも昨夏はこのコースで3連勝した馬だ。
ラブカンプーも人気になりそう。1400mは少し長い印象なので、1000mは楽しみ。変に1000直実績があると人気になりすぎてしまうが、初挑戦だけにそこまで人気がヒートすることはなさそう。人気になりすぎるとしたらデムーロ人気のほうだが、同騎手はこのコース通算[5-1-1-2]なので、人気になってもなお買う価値がある。
同じ3歳牝馬のモルフェオルフェは500万勝ち直後で今回は同型も多いため苦しいように思うが、鞍上が江田照騎手なのは魅力。人気は無いので、無欲の△あたりを打ってみる手はある。
アイビスSDは前走着順の良い馬が強いレースで、オープン・重賞の5着以内か条件戦の3着以内がひとつの基準。
オープン掲示板組は今年3頭で、まだ名前が出ていないのはベストマッチョ。ダート短距離の先行タイプはこのコースと相性が良いが、今回はちょっと内すぎる枠を引いてしまったか。
条件戦3着以内でまだ名前が出ていないのはレジーナフォルテ。昨年の3着馬だし、良いときとそうでないときの触れ幅が大きい馬なので、韋駄天Sの大敗は気にせず買えると思う。ただ枠は中途半端な印象だ。
枠が良くないということではカラクレナイの内枠は厳しそう。差しタイプで内枠だと、よほど展開が向かない限りレース運びが難しい。逆に枠だけは良いというのがペイシャフェリシタ。オープン実績はある馬だし、大外枠は黙って買ってみる価値がある。