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衆目一致の人気馬も過信は禁物/越後S

  • 2018年08月03日(金) 18時00分


◆展開利とハンデを生かせるここは絶好機

 衆目一致の人気馬は5歳牝馬ジープルメリア(父ストリートセンス)。このクラスのダート1200mで7戦し【1−3−1−2】の実績を誇る。とくに前回3着は0秒6差の完敗だったが、勝ったのはマテラスカイ。そのマテラスカイは続く格上がりのGIII「プロキオンS」を、4馬身差の独走。不良馬場のダート1400mを驚異的な1分20秒3のJRAレコードだっただけでなく、前半1000m通過「56秒3」も、1200m通過「1分07秒5」も、通過記録なのでレコードとはならないものの、隠れたJRAレコードだった。

 マテラスカイに完敗の「花のみちS」は、2番手で苦しい流れを追走し、最後は止まって自身のバランスは「34秒3−37秒0」=1分11秒3だった。だが、激しい2着争いに最後まで加わり、2着ヴェンジェンスとクビ差の3着だったから価値がある。

 今度はテン乗りM.デムーロ騎手。さらに左回りのダートも初めてだが、ハンデ戦で負担重量は1キロ減の54だけに好勝負必至だろう。

 ただし、強気に行きそうなヨンカー、シルバードリームなど同型馬は多い。先週は好タイムの出たダートも、ずっと晴れに近い状態なので今週も高速コンディションとは限らない。追い込み競馬になる可能性十分とみて、その「花のみちS」で、ジープルメリアから0秒1差の4着に突っ込んでいた伏兵ディープミタカ(父ディープスカイ)に注目したい。

 こちらは後方から追い込んで「35秒6-35秒8」のバランスで1分11秒4。まったくの伏兵だったが、昨年春にこの1600万条件入りして以降、ダート1200mへの出走は8回あるが、差はすべて「0秒3〜0秒9」。この距離だと大負けは一度もない。

 それもほとんど別定57キロでのレースであり、花のみちSも57キロ。小差3着のジープルメリアは55キロ、2キロ差だった。しかし、今回はハンデ戦。ディープミタカはそのときより3キロ減の54。ジープルメリアは1キロ減の54。花のみちSで2キロあった負担重量差がゼロになった。

 津村騎手は、新潟ダート1200mでも、同じ左まわりの中京ダート1200mでもディープミタカに乗った経験がある。先行型に苦しいハイペースになり、展開が味方してくれることが条件だが、これだけ人気の差があれば買う価値はある。最後にもつれて花のみちSのゴール前の再現がかなえば、54キロの今回なら通用する。

 そのジープルメリア、絶好調オールドベイリー本線。穴馬にプレシャスエースも入れる。

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1948年、長野県出身、早稲田大卒。1973年に日刊競馬に入社。UHFテレビ競馬中継解説者時代から、長年に渡って独自のスタンスと多様な角度からレースを推理し、競馬を語り続ける。netkeiba.com、競馬総合チャンネルでは、土曜メインレース展望(金曜18時)、日曜メインレース展望(土曜18時)、重賞レース回顧(月曜18時)の執筆を担当。

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