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ウィンクスとネオリアリズムが対決!? コックスプレートの予備登録発表

  • 2018年08月09日(木) 18時00分
ビクトリア競馬便り

▲日本からは海外G1を制しているネオリアリズムが登録(c)netkeiba.com、撮影:高橋正和


(8月9日号 文=ポール・シムズ)

遠征馬を迎えてから今年で25年、予備登録した外国馬は26頭


 今年98回目を迎えるG1コックスプレート(10月27日、芝2040m)の予備登録が7日火曜日に発表され、135頭のエントリーがあったことがレーシング・ヴィクトリアより明らかになった。

 日本からは、ネオリアリズム(牡7歳、堀厩舎)が登録を済ませた。海外G1も制しているネオリアリズムと、コックスプレート4連覇を狙う世界ナンバーワンのウィンクス(牝7歳)との対戦をぜひ見てみたいと思うのは筆者だけではないはずだ。

 豪州における馬齢戦の最高峰として1922年に設立されたコックスプレートは、今年から、総賞金が従来の305万ドルから500万ドルと6割近く増額されたのである。スピードとスタミナの両方が試されるコックスプレートは、長い歴史の中で、たくさんの名馬が勝者に名を連ねてきたわけだが、昨年のコックスプレートで、1980年から1982年にかけて達成したキングストンタウン以来、35年ぶり史上2頭目となる3連覇を達成したウィンクスもその1頭である。

 昨年のコックスプレートで、ウィンクスは残り1ハロンを切ってから2着馬ヒュミドールに詰め寄られたが、最後は半馬身退けて優勝した。ヒュミドールは、日本から移籍したトーセンバジル、アドマイヤロブソン、ダノンリバティ、ラングレーが所属するダレン・ウィーアと同厩舎所属で、今年もコックスプレート参戦を表明している。

「スプリング・レーシング・カーニヴァル」は、国際競走として海外からの遠征馬を迎えてから今年で25年となる。その節目の年に、コックスプレートに予備登録した外国馬は26頭。昨年よりも11頭多い数である。

 ヨーロッパからの注目馬は、今年のG1キングジョージ6世&クイーンエリザベスS(2400m)を制したマイケル・スタウト厩舎のポエッツワード(牡5歳)。さらに、エイダン・オブライエン厩舎からは14頭がエントリーした。ディープインパクト産駒サクソンウォリアー(牡3歳)の他、オブライエン厩舎を代表するランカスターボンバー(牡4歳)、ドーヴィル(牡5歳)、ハイドランジア(牝4歳)、ロードデンドロン(牝4歳)、ハッピリー(牝3歳)がリストに入っている。

 ゴドルフィンからは、サイード・ビン・スルール厩舎のベンバトル(牡4歳)が既にレーシング・ヴィクトリアからコックスプレート招待を受諾している。同厩舎からはそのほかブレアハウス(セン5歳)とエモーションレス(セン5歳)の他、昨年のコックスプレートでウィンクスの3着馬フォルクスウッド(セン5歳)がエントリーした。昨年のG1メルボルンカップで管理馬リキンドリング(牡4歳)が優勝し、国外G1初制覇を達成したジョセフ・オブライエン調教師がエントリーしたのは、先月のG1愛ダービーでサクソンウォリアーを破って優勝したラトローブ(牡3歳)である。

 地元豪州馬は、ミック・プライス厩舎のグラント(牡4歳)、マイティボス(牡4歳)、シーブルック(牝3歳)、リンジーパーク所属のブームタイム(牡7歳)とキャッチー(牝4歳)、そして、ジェームス・カミングス厩舎のケメンタリ(牡4歳)といったG1勝ち馬たちがエントリーし、ウィンクスのコックスプレート4連覇阻止を狙う。

ビクトリア競馬便り

▲4連覇を狙うウィンクス


 ウィンクスは、火曜日の朝のバリアトライアル(レース実戦式の調教)で3着に入ったが、手綱を取ったヒュー・ボウマン騎手と、管理するクリス・ウォーラー調教師は、現時点のウィンクスの状態や走りに大変満足していたようだ。そのウォーラー厩舎からは、日本から移籍したサトノラーゼンを含む15頭が予備登録を済ませた。

 135頭の登録馬のうち、3歳馬は北半球から12頭、そして豪州から25頭の計37頭がエントリーしている。

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登録済

1864年に創設された、オーストラリアのビクトリア州における競馬主催団体。メルボルンCなどの大競走が行われるフレミントン競馬場をはじめとした、ビクトリア州各地の競馬場で開催される競馬の運営・統括をしている。近年では日本調教馬の移籍も多数実現しており、日豪の関係に重要な役割を担っている。

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