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「一番一緒に勝ちたい人」尾島徹調教師&佐藤友則騎手、笠松トップコンビの絆

  • 2018年08月28日(火) 18時01分
馬ニアックな世界

▲尾島徹調教師&佐藤友則騎手、仕事もプライベートもほぼ一緒にいた2人


8月のとある平日、金沢競馬場で行なわれた重賞レース。佐藤友則騎手(笠松)はいつもとは違う特別な鞍と腹帯でレースに挑んでいました。「正直、レース前はあまり自信がなかった」と打ち明けますが、直線では目の覚めるような末脚で差し切って勝利。滅多にしないというガッツポーズをし、「徹(とおる)〜っ!」と叫びながら地方重賞・MRO金賞のゴール板を1着で駆け抜けました。

叫んだ名前の相手は、これが重賞初制覇となった尾島徹調教師(笠松)。そして特別な鞍や腹帯は、尾島厩舎カラーにロゴマークを入れて佐藤騎手が作った「尾島厩舎専用馬具」でした。騎手デビューして間もない頃から仕事もプライベートもほとんどを一緒に過ごしてきた2人。今回の重賞初制覇には苦楽を共にしてきた2人の思いが詰まっていました。


「徹のそんな姿、もう見たくなかった」


 2年違いの同じ日に生まれた佐藤騎手と尾島師。佐藤騎手がデビューした翌年、尾島師も笠松競馬場で騎手デビューをしました。当時を佐藤騎手はこう振り返ります。

「(尾島)徹とは同じ誕生日で、デビューしてからほぼ毎日、一緒にご飯を食べたりうちの実家に泊まりに来たり。僕も徹のお母さんと仲がいいんです(笑)」

 友達であり、仲間であり、兄弟のようでもあったという2人。

 しかし2007年、デビュー8年目だった佐藤騎手は後輩・尾島師に勝ち星を追い抜かれました。

「やっぱり嫉妬心や悔しさがありました。でも、僕も気持ちが落ちていた時期だったので、そんなに気にはならなかったです」

 一方、尾島師は当時の心境をこう語ります。

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競馬リポーター。競馬番組のほか、UMAJOセミナー講師やイベントMCも務める。『優駿』『週刊競馬ブック』『Club JRA-Net CAFEブログ』などを執筆。小学5年生からJRAと地方競馬の二刀流。神戸市出身、ホームグラウンドは阪神・園田・栗東。特技は寝ることと馬名しりとり。

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