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　今週末のJRAは3日間開催。明日9月16日だけでなく、明後日9月17日にもWIN5が発売されます。本稿では明日9月16日のWIN5を展望しますが、まずは両日のラインナップを比較して、どちらに重きを置くか決めておいた方がいいでしょう。

　明日9月16日のWIN5は総出走頭数が59頭、総組み合わせ数が20万5335通り(土曜16時現在。以下同)。このまま出走取消等がなかったとしても、今年5番目の少なさです。的中させやすい回だとは思いますが、極端な低額配当で決着する可能性もそれなりに高く、WIN5らしいスケールの払戻金を狙うのならば避けた方がいいのかもしれません。

　一方、明後日9月17日のWIN5は総出走頭数が64頭、総組み合わせ数が31万2000通り。こちらもさほど多くないとはいえ、「フルゲート」のレースやハンデキャップ競走があり、買い目作りの方針を決めやすいのではないかと思います。ご自身の見解や予算と相談しながら計画を練ってみてください。

◆ラジオ日本賞は5歳以下の若い馬が優勢

　明日9月16日の1レース目は3歳以上500万下の汐留特別(中山9R)。格上挑戦の前走で善戦したオスカールビーあたりに注目が集まるでしょう。

　2レース目は3歳以上1000万下の能勢特別(阪神10R)。3歳のカフジバンガードらが上位人気グループを形成しそうです。

　3レース目は3歳以上1000万下の初風特別(中山10R)。上位人気に推され続けてきたショウナンアエラ、ラストプリマドンナあたりが引き続き支持を集めると思います。

　4レース目は3歳GIIのローズS(阪神11R)。土曜16時の時点ではサトノワルキューレに人気が集まっており、サラキアらが続いていました。

　5レース目は3歳以上オープンのラジオ日本賞(中山11R)。少頭数ながらも比較の難しいメンバー構成ですが、重賞で善戦してきたクインズサターンとヒラボクラターシュに支持が集中するかもしれません。

[伊吹式WIN5ランキング 2018年09月16日版]

1位 中山11R 4.クインズサターン
2位 中山10R 5.ラストプリマドンナ
3位 中山9R 9.オスカールビー
4位 阪神10R 5.カフジバンガード
5位 阪神11R 5.サラキア
【以上すべての馬を買うと1点買い】

6位 阪神11R 11.トーセンブレス
7位 阪神11R 7.センテリュオ
8位 阪神10R 6.ジャックローズ
9位 阪神10R 7.ロードアクシス
10位 中山9R 7.ミレフォリウム
【以上すべての馬を買うと18点買い】

11位 中山9R 10.ランリーナ
12位 中山10R 4.ラフィングマッチ
13位 中山10R 1.ガゼボ
14位 中山11R 5.ヨシオ
【以上すべての馬を買うと162点買い】

15位 阪神11R 12.ゴージャスランチ
16位 阪神10R 4.シースプラッシュ
17位 中山9R 4.ムーンライトナイト
18位 中山10R 11.ショウナンアエラ
19位 中山11R 6.ヒラボクラターシュ
20位 阪神11R 10.フィニフティ
21位 阪神11R 8.サトノワルキューレ
【以上すべての馬を買うと1152点買い】

22位 阪神10R 1.アグネスフォルテ
23位 阪神10R 3.アドマイヤアゼリ
24位 中山9R 3.ワタシヲマッテル
25位 中山10R 10.ラッシュアウト
26位 中山11R 1.アングライフェン
【以上すべての馬を買うと3600点買い】

　4レース目のローズS(阪神11R)は前走の末脚に注目したい一戦。「前走の条件が“JRAのレース”、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が6位以下だった馬」は2014年以降[0-1-0-24]なので評価を下げるべきでしょう。なお、2014年以降の3着以内馬12頭は「“JRA、かつ1600mの重賞”において6着以内となった経験がある馬」か「前走の着順が1着だった馬」ばかり。どちらの条件もクリアしていなかった馬は2014年以降[0-0-0-25]です。今年のメンバー構成なら、サラキア、センテリュオ、トーセンブレスあたりを重視すべきだと思います。

　5レース目のラジオ日本賞(中山11R)は近走成績を素直に評価したいレース。「“同年5月以降、かつJRAのレース”において5着以内となった経験のない馬」は2013年以降[0-0-0-31]と苦戦していました。また「馬齢が6歳以上だった馬」も2013年以降[0-2-1-33]と勝ち切れていません。注目はクインズサターン。ここ15戦連続で15頭立て以上のレースに出走してきましたが、先行力が高くない馬なので、少頭数の今回はチャンスと見ていいでしょう。