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G1級の素質を見抜ければ好配当も取れる神戸新聞杯

  • 2018年09月21日(金) 19時00分


◆血統的なスケールも要求されるレース

 過去5年の神戸新聞杯で6人気以下の低評価ながら馬券になった馬は5頭(ミッキーロケット、トーセンバジル、サウンズオブアース、トーホウジャッカル、マジェスティハーツ)。

 このうち4頭は、その後G1(海外含む)で3着以内に。しかし神戸新聞杯では人気薄だったように、レース前まではG1実績がなかった馬。

「G1級の素質があるが、レース前はG1実績がなかった馬」が当レースの穴パターン。もっとも、将来G1馬になる馬がわかれば、苦労はしないのですが…血統的なスケールも要求されるレース。

 アドマイヤアルバは父ハーツクライ。同種牡馬の産駒に当レース勝ち馬ワンアンドオンリー。7人気2着のマジェスティハーツ。同じくウインバリアシオンも2着。

 4代母にダリア。キングジョージを6馬身差の圧勝。複数の海外G1馬を出したように、繁殖実績も超一流。2走前の京都新聞杯で推奨したときと同様、血統のスケールの割に人気薄なら買いでは?

 ゴーフォザサミットもハーツクライ産駒。兄は安田記念2着、宝塚記念3着のショウナンマイティ。当レースで穴を出す遅咲きのG1血統ではあります。兄は当レース5着でしたが。

 父ハーツクライで母系にストームバード系を持つ配合は当レースで連対したマジェスティハーツ、ウインバリアシオンと同じ。

 ところで、ハーツクライ産駒は重賞キャリアを重ねながらパフォーマンスを上げていく馬も多いのも特徴。

 ディープ産駒は条件戦から重賞挑戦でいきなり上昇する馬が多いのとは少し傾向が違います。このレースに限らずキャリアを重ねながらの上昇するタイミングには注目です。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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