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ジョッキーベイビーズ出場者が本物の騎手に! 夢を叶えた少年の物語

  • 2018年09月25日(火) 18時01分
馬ニアックな世界

▲7年前に東京競馬場を駆け抜けた永井孝典騎手


7年前、ジョッキーベイビーズで東京競馬場を駆け抜けた少年が、本物の騎手になる夢を叶えました。地方競馬の園田・姫路競馬で騎乗する永井孝典騎手(20歳)。物心がつく前から競馬中継を見ていた少年は、憧れのジョッキーベイビーズに出場後、JRA競馬学校は不合格になるも地方競馬場でその夢を叶えました。そして、デビュー1年目には田中学騎手が保持していた新人最多勝記録を更新。府中のターフでの経験は、彼の人生にどんな影響を与えたのでしょうか。今回の「ちょっと馬ニアックな世界」は、ジョッキーベイビーズからトップジョッキーを目指す永井騎手のお話です。

歓声がすごくて楽しくて「いつかここで乗りたい!」


 愛知県出身の永井騎手。物心つく前から家では自ら競馬中継をつけて見ていたそうです。小学生の時、父親に中京競馬場に連れて行ってもらうと、コース沿いのラチにくっついて駆け抜けていく馬や騎手を「すごいなー」と目を輝かせて見つめていました。そんな彼が乗馬クラブに通い騎手を目指したのは自然な流れだったかもしれません。

「そういえば、ジョッキーベイビーズってやっているけど、どこでやれるんやろ?」

 小学校高学年になるとそんな思いを抱き始めました。

「でも、分からなくて。中学1年生までしか出場できないので、小学6年生の頃には諦めていました」

 ところが、母親の知り合いの繋がりで体験乗馬をしに行ったARC乗馬クラブでたまたまジョッキーベイビーズの練習をしているのを見かけます。

「すぐにその場で『やります!』って言いました」

 小学6年生の1月の出来事でした。

 ジョッキーベイビーズに出場できるのは中学1年生まで。最後のチャンスにかけ、約半年間みっちり練習に励みました。

「練習はむちゃくちゃ厳しかったです。トモをどう使わせて乗るかとかも指導いただきました。鐙も、いまレースで乗るよりも短くして乗っていました。あの時が一番がんばっていたかもしれない、というくらいで、帰りに母に泣きついたりしましたね(笑)」

 東京競馬場で行われるジョッキーベイビーズに出場するには各地区の予選を勝ち抜かないといけません。愛知県の永井騎手は高ボッチ高原観光草競馬大会(長野県)に出場。日本一標高が高い場所で行なわれる草競馬として有名です。

「夏でも涼しくて、コースにはラチがない所もありました。起伏がすごいコースで、小さいポニーは上り坂で常歩になってしまう馬もいました」

 永井騎手はベイビーズブレスという牝のポニーと出場。

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競馬リポーター。競馬番組のほか、UMAJOセミナー講師やイベントMCも務める。『優駿』『週刊競馬ブック』『Club JRA-Net CAFEブログ』などを執筆。小学5年生からJRAと地方競馬の二刀流。神戸市出身、ホームグラウンドは阪神・園田・栗東。特技は寝ることと馬名しりとり。

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