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ニジンスキー系が走りやすくなったスプリンターズS

  • 2018年09月28日(金) 19時00分


◆父フォーティナイナー系はサンデー系以上に勢いがある

 2015年からはスプリンターズSは、現行の路盤で行われるようになりました。馬場作りの技法もここ数年で変化したことで、上位に好走する馬、特に人気薄で走った馬の血統の傾向も変化しました。

 2015年以降のスプリンターズSは、ニジンスキーを持つ馬が走りやすくなりました。

 2015年は1着ストレイトガール、2着サクラゴスペル、3着ウキヨノカゼ。いずれの馬もニジンスキーの血を持つ馬。

 2016年9人気の人気薄ながら3着に走ったソルヴェイグも母系にニジンスキー系。

 2017年2着レッツゴードンキも母系にニジンスキーを持つ馬。

 ラインスピリットは母系にニジンスキーを持つ馬。父フォーティナイナー系はここ数年のJRAスプリントG1ではサンデー系以上に勢いのある系統。

 スプリンターズS、そして高松宮記念も父フォーティナイナー系の産駒が連覇中。父が最近のスプリントG1に最も強い系統で、母系は新路盤の当レースに相性の良い血を持つ配合馬。

 ラッキーバブルズは母系にはスプリンターズSに相性の良いニジンスキー系。父はヘイロー系。サンデーサイレンス系だけでなく、ヘイロー系、ヘイルトゥリーズン系は日本の芝に相性が良い系統。

 ムーンクエイクも父フォーティナイナー系。先に書いたように、父フォーティナイナー系はここ数年のJRAスプリントG1ではサンデー系以上に勢いのある系統。昨年の当レースもアドマイヤムーン産駒が人気薄で3着。アドマイヤムーンの近親スリープレスナイトもスプリンターズS勝ち馬。母父ホーリングは母系にニジンスキーを持つ馬。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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